砂糖だって毒となる:糖尿病と毒性
薬で副作用のないものはありません。なぜなら糖だって私たちの体にとって毒となるからです。
食事だって同じです。食べ物でも時と場合によっては、私たちの体にとって異物となるのです。
糖の重要性
私たちの脳は糖が必要不可欠です。なぜなら、脳にとって必須となる栄養源が糖(グルコース)だからです。
もし、血糖値が低くなると昏睡状態に陥り、最悪の場合は死に到ります。つまり、糖はとても重要な栄養源となるのです。
毒に変わる糖
それなら、なぜ「糖だって毒となる」と言えるのでしょうか。それは、糖尿病を思い浮かべれば容易に理解してもらえると思います。
糖尿病はどういう状態かと言うと、血糖値(血液中に含まれる糖分)がとても高い状態を指しています。
普段、私たちの尿から糖は検出されません。しかし、糖尿病患者では血糖値が高すぎるため、尿中から糖が検出されてしまうのです。糖が多く存在するため、その毒性としてさまざま症状が表れます。
糖尿病に付随して発症する「網膜症、腎症、末梢神経障害」は糖の毒性によるものです。つまり、「目が見えなくなる」、「腎臓の機能が低下する」、「体の自由が利かなくなる」などの症状が糖によってもたらされるのです。
全ての物質は異物である
糖は重要な栄養源です。しかし、その量が多くなりすぎると結局は毒となってしまうのです。
食事だって同じです。例えば、卵アレルギーのヒトがいるとします。卵は単なる食べ物でしかありません。しかし、ヒトによっては毒となるのです。
食べ物でさえ毒となるのです。そう考えれば、「私たちの体に作用する薬」に副作用がない分けがありません。みなさんもこのことを頭に置いて、適切に薬を服用してください。
スポンサードリンク
カテゴリー
スポンサードリンク