適切な漢方処方
かぜ薬でも様々な用途に合った漢方薬があります。同じ病気でもその人に合った漢方薬の服用が大切です。
漢方薬とは
漢方薬は有効成分が多く多彩な効果が期待でき、広範囲の病気に有効です。体内を正常な方向へ調節する作用があり、免疫力を高める効果があります。
漢方薬それ自体には細菌などを殺す作用はありません。「免疫力を高める効果がある」と書きましたが、漢方薬を服用することで自分がもっている病気を治す力の手助けをするのです。
これら漢方薬は様々な生薬を組み合わせて使用します。これらの組み合わせは何千年もの経験によって考え出されました。生薬の組み合わせが少し違ってくるだけでも病気に使用する用途が変ります。
適切な処方
漢方薬には様々な種類があります。そのため、たとえ同じ病気だとしても患者に合う漢方薬は違ってきます。
風邪をひいたときに飲む漢方薬としては葛根湯が有名です。しかし、風邪の時はなんでもかんでも葛根湯を飲めばいいというものでもありません。
葛根湯は風邪の初期で体がゾクゾクする悪寒や発熱、頭痛に有効です。
しかし、葛根湯は体が丈夫でない人、例えばやせ細っている老人などには普通使用しません。これら漢方薬は熱、咳、痰、鼻水などの症状やその人の体質によって使い分けることが必要です。
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