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病気の予防:保険適応の落とし穴

 

日本は外国に比べて医療保険制度が充実しています。全ての国民が平等に医療を受けることができる制度はあまりありません。

 

ただし、医療保険にはルールがあります。

 

どのような場合でも医療保険の中で受けられるという訳ではなく、薬であれば使用できる病気が決まっています。

 

つまり、ある程度決められた方法に則って薬を使わなければいけません。このルールを無視した薬を使用すれば、全額負担となります。

 

しかし、国の決められたルールに基づいて薬を使用しても全額負担になってしまう場合もあります。

 

 病気の予防に対する医療
薬は病気の治療のために使用されます。ただし、中には予防のために使用されることもあります。

 

予防目的で使用される医薬品としては、ワクチンが良い例です。そして、インフルエンザの治療薬も予防目的で使用されることがあります。

 

抗インフルエンザ薬としてタミフルが有名ですが、このタミフルは予防としての使い方でも承認を取得しています。

 

同じように他の種類の抗インフルエンザ薬でも「インフルエンザの予防」として国から承認を得ています。

 

ただし、お金の面で言えば落とし穴があります。基本的に「予防目的」の薬の使用は保険適応となりません。つまり、全額負担です。

 

インフルエンザワクチンは予防目的なので全額負担です。他のワクチンの場合、「特別に法律で助成が決定されている商品」のみが全額負担を免れているだけです。

 

同じように、例えばインフルエンザを発症した場合に使用される治療としてのタミフルは保険適応(三割負担)ですが、予防目的で使用するタミフルは全額負担です。

 

必ずしも、「政府から承認を取得した=保険適応となる」とは限らないので注意が必要となります。

 

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