誰でも知ってる薬の歴史
みなさんは「medicine」という単語を知っているでしょうか。
大学受験を目指す学生なら誰でも知っている単語かも知れません。英語に接していない人にとっては少し難しいかもしれません。医療関係者で知らない人はいないはずです。
実は、medicineにはほとんどの人が知らない意味が含まれています。それは、どのような意味なのでしょうか。
「medicine」の意味
この単語の意味には次のようなものがあります。
1.医学
2.薬、薬物
3.魔法、まじない
辞書で調べて見れば分かりますが、medicineには「医薬」や「薬」の他に「魔法、まじない」という意味があります。それでは、なぜこのような意味が含まれているのでしょうか。
それは、はるか昔の医療体制を考えれば簡単に答えを導き出すことができます。
今では病気にかかると薬をもらうことができます。しかし、江戸時代のころで病気にかかっていたらどうでしょうか。
この時代では病気が治るようにひたすら祈るしかありませんでした。つまり、祈祷などの神頼みによるものだったのです。そして、これはヨーロッパ諸国でも例外ではありませんでした。
まじないから科学的治療へ
現在では病気にかかったとき、治るようにひたすら祈る人はいないと思います。それは医学がまじないなどの怪しいものではなく、きちんとした科学的根拠を含んでいるからです。
実は医学・薬学が科学的な意味を含みだしたのは1900年前後からです。パスツールとコッホによる細菌の発見、1846年の麻酔を用いた初の公開手術、1928年のペニシリン発見など、この頃から医学が飛躍的に進歩し始めたのです。
1900年頃から現在までの期間を考えると、すごいスピードで医学・薬学が進歩しているのが理解していただけると思います。
1900年初頭には存在しなかった抗生物質ですが、現在では数え切れないほどの数が存在します。
不治の病であった白血病が、今では完全に治る人も出てくるようになりました。
ヒトの設計図であるゲノム(遺伝子)の解読まで始めています。
このように医学・薬学は絶えず進歩しています。今は不治の病でも、10年後はどうなっているか分かりません。
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