クルチウス転位(Curtius rearrangement)
クルチウス転位(Curtius rearrangement)
カルボン酸やカルボン酸誘導体からアシルアジドを合成し、これを加熱すると転位反応が起こる。これをクルチウス転位という。
クルチウス転位後は反応性に富むイソシアネートが生成する。イソシアネートは酸、アミン、アルコールなど処理の仕方によって最終生成物が異なる。
酸で処理するとアミンが生成する。アミン類(RNH2)で処理を行うと対応する尿素置換体、アルコール類(ROH)で処理すると対応するカルバメートを与える。
反応機構
反応例
関連反応
・ホフマン転位 (Hofmann rearrangement)
・シュミット反応 (Schmidt reaction)
スポンサードリンク
カテゴリー
スポンサードリンク