野菜から腸管出血性大腸菌へ感染
夏になれば毎年のように話題に上がる事件として「食中毒」があります。特に頻繁に報道される食中毒はO-157などの腸管出血性大腸菌です。
食中毒は他にも種類がありますが、この腸管出血性大腸菌は話題になりやすいです。なぜなら、死者が出るからです。
食中毒といっても、例えばノロウイルスで死亡する人は少数です。
冬に発生するノロウイルスの患者数は腸管出血性大腸菌の患者数に比べて圧倒的に多いです。しかし、死者の数はO-157などの腸管出血性大腸菌の方が多いです。やはり、「死者が出る」という事件はインパクトが大きいです。
この腸管出血性大腸菌に関して、一般の方にはない視点から捉えてみようと思います。
野菜から感染する食中毒
食中毒と言えば、「生肉などの肉類からの感染」というイメージが強いです。 しかし、実際には必ずしもそうではありません。
野菜も食中毒の感染源となることがあります。
食中毒を起こす原因菌の一つにO-157に代表される「腸管出血性大腸菌」がいます。 この菌は肉類以外にも野菜が感染源となります。
実際、過去に北海道で腸管出血性大腸菌O-157によって4歳の女児を含む6人が死亡しましたが、この原因は「ハクサイの浅漬け」と断定されています。
他にも、ヨーロッパで腸管出血性大腸菌O-104が猛威を振るった事件があります。この時は「汚染された野菜が原因である」とされています。
このように、食中毒に気をつけなければいけないのは食肉だけではありません。
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