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MIC(最小発育阻止濃度)

 

 

 MIC(最小発育阻止濃度)
細菌を培養すると増殖します。この時、抗菌薬と共に細菌を培養すると、薬の作用によって細菌の増殖が抑えられます。

 

しかし、抗菌薬の濃度が薄すぎると細菌の増殖を抑えることができません。抗菌薬は細菌にとって毒となりますが、この毒がほんの少ししかない状態であるとその効果も弱くなります。

 

そのため、当然ながら抗菌薬の濃度が低いと細菌の増殖抑制効果が薄いです。その逆に、抗菌薬の濃度が高いほど細菌の増殖抑制作用も強くなります。

 

この時、抗菌薬によって細菌の増殖を抑制することのできる最小濃度をMIC(最小発育阻止濃度)と呼びます。

 

細菌を培養する時に試験管を使うとします。この時、試験管に入れた細菌が増殖すると試験管が濁ります。しかし、抗菌薬が細菌の増殖を抑えていれば試験管が濁ることはありません。

 

   MIC(最小発育阻止濃度)

 

この時、「試験管が濁らずに、透き通った状態のままで維持する抗菌薬の濃度」を見極めることでMICの値を出すことができます。

 

   MIC(最小発育阻止濃度)

 

例えば、上図では3μg/mLの薬物濃度では菌が増殖してしまっていますが、10μg/mLの濃度から菌の増殖が抑制されています。つまり、この場合では「菌の増殖を抑制する最小濃度は10μg/mLである」と言うことができます。そのため、この時のMICは10μg/mLとなります。

 

なお、このMICの値が低いほど抗菌薬としての作用はより強力となります。

 

MICは細菌の増殖を抑える最小値であるため、例えばMIC値が「@ 10μg/mL」と「A 100μg/mL」では、@の前者の方がより低い濃度で細菌の増殖を抑えていることが分かります。

 

「少ない薬の量で細菌の増殖を抑える」という事は、その分だけ薬の作用も強いことを意味しています。つまり、MICの値が低いほど「抗菌薬の作用が強い」という事になります。

 

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