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サンコバ(シアノコバラミン)の作用機序:眼精疲労治療薬

 

物を見るために目は重要です。ただ、目が疲れてくると視界がぼやけてきたり、物がかすんで見えたりすることがあります。これを、眼精疲労といいます。

 

そこで、眼精疲労を緩和するために使用される薬としてシアノコバラミン(商品名:サンコバ)があります。シアノコバラミンはビタミンB12製剤と呼ばれる種類の薬になります。

 

 シアノコバラミン(商品名:サンコバ)の作用機序
眼精疲労は、いわゆる疲れ目ともいわれます。ただ、日々の生活の中で目が疲れてくる「眼疲労」と、病的な疲れによって起こる「眼精疲労」は別物です。眼精疲労は単なる疲れによって起こる症状ではないため、睡眠などをとっても回復しないことがあります。

 

これら眼精疲労によって目のかすみが起こるのは、微動調節(目のピント調節に関わる機能)に異常を生じているからです。そこで、この調節機能を改善させることができれば、眼精疲労を軽減できます。そのために重要なのは、エネルギーの供給です。

 

私たちはエネルギーがなければ生きていくことはできません。食事を取ることでエネルギーに変え、それを元に活動していくのです。

 

目も同じであり、微動調節などによってピントを合わせることで物をしっかりと見るためには、それなりのエネルギーが要求されます。このときのエネルギー産生に関わる物質としてシアノコバラミンが知られています。

 

シアノコバラミンはビタミンB12の一種であり、体の中で酵素の働きを補う役割を担っています。そこで、点眼薬としてシアノコバラミンを投与すれば、眼の酸素消費量を増大させて効率よくエネルギーを作れるようになります。こうして、ピントの調節機能を改善させて眼精疲労の症状を和らげます。

 

 サンコバ(シアノコバラミン)の作用機序:眼精疲労治療薬

 

このような考えにより、エネルギーを生み出すために必要なビタミンを投与することで、疲れ目を治療する薬がシアノコバラミン(商品名:サンコバ)です。

 

 

 シアノコバラミン(商品名:サンコバ)の特徴
ビタミン剤であるため、シアノコバラミン(商品名:サンコバ)に副作用はほとんどありません。視神経炎、視神経萎縮、視野変化などを含め、眼精疲労に対してシアノコバラミンは広く使用されます。

 

ただし、これら眼精疲労については日々の生活も改善することが重要です。例えば、パソコン作業を一日中していると、目は疲労していきます。また、近視や老眼なども眼精疲労の原因です。特に、老眼が進行する年代では眼精疲労も多くなります。ドライアイや緑内障、白内障によっても眼精疲労が起こります。

 

そこで、眼の病気がある場合、検査などによって病気をもっていることを自覚する必要があります。例えば、緑内障であれば、緑内障の治療を行うことで眼精疲労も取り除かなければいけません。

 

また、メガネやコンタクトレンズが合っているかどうかも確認します。さらに、パソコン作業を行う場合は休憩を入れたり照明の明かりを調節したりします。マッサージを施し、タオルなどで目を温めるのも効果的です。眼精疲労の改善では、薬を使用するだけでは不十分です。これらのことを行うことで、ようやく疲れ目が解消されます。

 

このような特徴により、目がかすむなどの眼精疲労を改善するために使用される薬がシアノコバラミン(商品名:サンコバ)です。

 

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