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テレミンソフト坐薬(ビサコジル)の作用機序:便秘症治療薬

 

多くの人が日常的に悩まされる疾患として便秘があります。便秘が起こると、お腹にはりがあったり腹痛を訴えたりするようになります。

 

そこで、便秘を改善するために使用される薬としてビサコジル(商品名:テレミンソフト坐薬)があります。ビサコジルは刺激性下剤と呼ばれる種類の薬になります。

 

 

 ビサコジル(商品名:テレミンソフト坐薬)の作用機序
腸は栄養を吸収するために重要な役割を果たします。特に、水分は主に大腸で吸収されます。便秘であると、便が腸の中に長くとどまることになります。その結果、便に含まれている水分は腸から吸収され、次第に固く小さくなっていきます。

 

通常であれば、便が動くことで腸に刺激が与えられ、排便が促されます。しかし、便容量が小さくなっている場合、便が動くことによる刺激も少なくなります。つまり、便秘では「便が小さくなるために、さらに便秘が悪化する」という悪循環に陥っています。

 

そこで、外から物理的に刺激を与えることで、排便を促すように作用させます。このような働きをする薬がビサコジル(商品名:テレミンソフト坐薬)です。

 

 テレミンソフト坐薬(ビサコジル)の作用機序>

 

ビサコジル(商品名:テレミンソフト坐薬)は坐剤としておしりから挿入します。すると、有効成分によって直腸の粘膜が刺激されます。これが合図となって腸の蠕動運動(腸が活発に動くこと)が促され、排便へと繋がります。

 

このような考えにより、直腸を直接刺激することによって排便を促し、便秘を改善させる薬がビサコジル(商品名:テレミンソフト坐薬)です。

 

 

 ビサコジル(商品名:テレミンソフト坐薬)の特徴
肛門から挿入する坐剤であるため、口からの服用が難しい場合や素早い排便を行いたいときにビサコジル(商品名:テレミンソフト坐薬)が利用されます。肛門へ薬を入れにくい場合、坐剤の先端を少し水で濡らすと入りやすくなります。

 

薬を使用した後、15~60分以内に効果が表れます。薬を使った後、排便が起こるまでの時間が短いため、薬を使用することで排便したい時間をコントロールできます。

 

また、「消化管の検査をするとき」や「手術のために腸管に溜まっている内容物を排除したいとき」にも、ビサコジル(商品名:テレミンソフト坐薬)が活用されます。

 

このような特徴により、素早い排便によって便秘を解消させることのできる薬がビサコジル(商品名:テレミンソフト坐薬)です。

 

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