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役に立つ薬の情報~専門薬学

活性酸素と抗酸化物質

 

ビタミンC、ビタミンEなどの広告では、「抗酸化作用」という言葉を見かけると思います。しかし、抗酸化作用とはいったいどのような作用であるかを知っている人は多くはないと思います。

 

そこで、抗酸化作用とはいったい何か、どのような働きがあるのかを説明したいと思います。

 

 抗酸化作用とは
生体は常に酸化されており、生体は酸化によってダメージを受けます。テレビの番組で「フリーラジカルが……、活性酸素が……」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

 

体内で酸素を利用しようとすると、どうしても活性酸素(フリーラジカル)が生じてしまいます。この活性酸素が生体を酸化して、多大な被害をもたらすのです。活性酸素は老化やがん、生活習慣病の原因になります。

 

体内にはこのような活性酸素を無毒化する酵素があります。そして、活性酸素の働きを抑制するのは酵素だけでなく、抗酸化物質も活性酸素から体を守ってくれます。

 

抗酸化物質とは酸化されやすい物質のことです。酸化されやすいので、活性酸素などによって生体が酸化されるよりも優先的に抗酸化物質が酸化されます。

 

つまり、抗酸化物質それ自身が酸化されることで、生体を酸化から防御してくれるのです。

 

 抗酸化物質

 

食品にビタミンCが入っていることがありますが、これはビタミンCが酸化されやすい物質(抗酸化物質)であるからです。食品が酸化されるよりも優先的にビタミンCが酸化されることによって、食品の酸化を防いでいるのです。

 

活性酸素は物質を酸化させる力がとても強いです。そのため、もしかしたら抗酸化物質が活性酸素を抑えてくれるかもしれませんが、科学的根拠はまだ示されていません。

 

 活性酸素と老化
生きていると必ず活性酸素が出てしまいます。活性酸素は体内の酵素によって速やかに分解されますが、活性酸素の生成量が多ければ無毒化が間に合わずに体にダメージを与えてしまいます。

 

活性酸素は老化にも関わっていると言われています。活性酸素は細胞を傷つけてしまうので、シミやシワ、がん、動脈硬化の原因となります。

 

活性酸素を多く生み出してしまう要因としては加齢、喫煙、お酒、紫外線を浴びる、ストレスなどが挙げられます。

 

 活性酸素の重要性
なお、活性酸素は悪者というわけではありません。マクロファージなどの免疫系が細菌を殺すためには活性酸素が必要ですし、生きていくためのエネルギーを作る過程でも活性酸素が必要になります。

 

つまり、活性酸素は生きていくために必要な物質なのです。

 

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