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  身の回りの化学

  体の基礎代謝システム

サプリメントと言っても、多くの種類があります。栄養補給のサプリメント、美しさのためのサプリメントなどサプリメントは目的によって使い分けられます。

その中でもダイエットに関するサプリメントを理解するためには、私たちの体がどのようにしてエネルギーを生み出すかを知っておかないといけません。

体がどのようにして代謝するかによって、どのようにサプリメントが働いているかを知ることが出来ます。

 エネルギーとは?ATPとは?
私たちの体はエネルギーを消費して活動しています。それでは、エネルギーは何でしょうか。

私たちの体はエネルギーを生み出すために「ATP」を作ります。このATPを使って様々な生命活動をするのです。つまり、ATPがなければ動くこともできません。

運動をする場合を思い浮かべてもらえば理解しやすいかもしれません。運動中は多くのエネルギーを使うので、体は多くのATPを合成・消費します。

しかし、運動しすぎるとヘトヘトになってしまうと、思うように筋肉が動きません。これはATPが合成されると同時に乳酸も合成され、乳酸が筋肉中に溜まってしまうからです。

乳酸は疲労物質なので、乳酸が溜まるとその分ATPが合成されにくくなります。つまり、自分の意思に関係なく動きにくくなるのです。

つまり、「ATP=エネルギー」と考えてください。

 ATPの合成
私たちはなぜ空気を吸っているのでしょうか。
当たり前ですね、酸素が必要だからですよ。
それでは、なぜ私たちは酸素が必要なのですか?

「酸素がないと死んでしまうから。」

いやいや、そんなことは聞いているのではありません。私たちの体は酸素を使ってエネルギー(ATP)を生み出しているからです。

ただし、ATPを合成するには2種類の方法があります。一つは酸素を使わない方法です。もう一つは酸素を使う方法があります。ただし、酸素を使ってATPを合成した方がとても効率がいいのです。

ATPはブドウ糖(グルコース)から生成されます。ブドウ糖というよりも砂糖といった方が分かりやすいかもしれません。

 グルコースからATPが産生

酸素を使わない場合、一つのグルコースから2個のATPを得ることが出来ます。それに対し、酸素を使う場合は一つのグルコースから38個のATPを得ることが出来るのです。

当然、酸素を使う方がエネルギーを生み出すのに効率が良いですよね。酸素を使う場合を特に好気的、酸素を使わない場合を特に嫌気的といいます。覚えていて損はありません。

 ミトコンドリア
酸素を必要とするATPの合成はミトコンドリアと呼ばれる細胞の中にある
工場で行います。そして、ミトコンドリアでATPを合成するためには様々な物質が必要になります。

コエンザイムQ10(ユビキノン)やリポ酸などはミトコンドリアがATPを生み出すために必要な物質です。つまり、これらの物質を利用してエネルギーを生み出すのです。

コエンザイムQ10やα(アルファ)リポ酸がダイエットサプリメントとして宣伝されているのはこのような理由であると私は勝手に解釈しています。

※ミトコンドリアによってグルコースが分解されると、最終生成物として水と二酸化炭素ができます。だから、私たちは酸素を吸って二酸化炭素を外に放出しているのです。