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一標本t検定 |
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| 2群の差 2群間に差があるかどうかを調べるのに「関連2群」と「独立2群」がある。関連2群は同じ個体(同じ人、同じ動物)で2条件を比較するもので、独立2群は異なる個体で2条件を比較するものである。 例えば、同じ人で薬を飲む前と後で最高血圧を測定したとする。このときの血圧の差は同じ個体で測定したものである。つまり、関連2群となる。
今度は、健常人群と肥満者群で血中の中性脂肪値を測定したとする。このときの比較は独立2群となる。健常人と患者では全く異なる人であり、両者を関連させて検定するわけにはいかない。
一標本t検定(パラメトリック法) 一標本t検定は関連2群の差の検定であり、ペアしている2群間に差があるかどうかを検定する方法である。 ・仮説の設定 帰無仮説(H0):「2群間に差がない」と仮定する。 対立仮説(H1):「2群間に差がある」と仮定する。 ・確率を求める 各ペアの差dを求め、この平均値 ![]() Sdは差dの標準偏差で、nはデータ数である。 このとき、tαは自由度df = n-1のt分布に従い、t分布表からtαの値を探す。 ・判定 |t|≦tαのとき、P≧αとなり帰無仮説を棄却できない。 |t|>tαのとき、P<αとなり帰無仮説を棄却する。有意差あり。 ……………………………………………………………………………………………………………… 例題 血圧降下薬Xの効果を調べるため、健康な男子に薬物Xを投与して投与前と投与後の最高血圧の値を比較した。薬物Xは血圧降下の作用があるかどうかを検定しなさい。
検定のときは、最初に帰無仮説と対立仮説を立てるのが原則である。 帰無仮説:薬物X投与前と後では、最高血圧値は変わらない。 対立仮説:薬物X投与前と後では、最高血圧値が変化する。 ・計算 一標本t検定では、まず また、標準偏差Sdを計算すると4.087となる。データ数nは6なので、この三つの値からt値を計算する。
![]() 自由度dfはn-1 = 6-1 = 5 のt分布に従うので、t分布表よりt0.05=2.571と分かる。
t値 = 9.89>2.571 = tαより、t>t0.05となる。つまり、P<0.05となるので帰無仮説を棄却し、対立仮説を採用する。つまり、「薬物X投与前と後では、最高血圧値が変化する」ということができる。 |
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