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薬剤師の転職で成功するための4つの注意点

 

薬剤師で転職を考えている人であれば、転職での失敗や入職後のトラブルを避けたいと誰もが考えます。このとき、転職に成功する人にはある特徴があります。誰もが「転職では失敗したくない」と思っているため、転職での注意点を理解した上で活動をする必要があります。

 

職場の労働環境が悪かったり、人間関係がよくなかったりと人によって悩みは異なります。転職ではこれまでの状況を全てリセットし、薬剤師としての経験はそのままに職場環境をゼロの状態からスタートできるチャンスです。

 

このときのチャンスを活かし、あなたの希望を叶えることができる職場を見つけなければいけません。そのためには、何に気を付ければいいのかについて確認していきます。

 

転職するとき、成功に必要な4つの注意点

 

転職に成功する薬剤師には、条件があります。具体的には以下の4つを適切に理解し、実行できるかどうかにあります。

 

1. 転職理由を明確に答えられる

 

2. 将来なりたい薬剤師像を言うことができる

 

3. 自分の適正年収・価値を客観的に述べられる

 

4. 転職で年収が下がっても良いと思っている

 

それでは、以下に詳しく説明していきます。

 

1. 転職理由を明確に答えられる

 

転職して職場を変えようと思っている以上、何かしら理由があるはずです。何年かのブランク後に復職するにしても、なぜ薬剤師として復帰したいのか理由があると思います。

 

このとき、転職理由を明確に答えられるようにしなければいけません。

 

転職するときの理由はあなたの本心で良いです。「今いる職場が忙しすぎるので、もう少しゆったり仕事のできる環境が良い」などでも構いません。これもきちんとした素晴らしい理由です。転職時では、こうした理由を正直に伝えなければいけません。

 

多くの薬剤師は転職サイトを利用しますが、例えば「ゆったりとした職場で働きたい」と本当は思っているにも関わらず、転職サイトのコンサルタントに「バリバリ頑張れます」と伝えてしまうと、忙しい職場の求人ばかりを紹介されるようになります。

 

忙しい求人は年収が高かったり、求められる知識レベルが高かったりとやる気のある薬剤師にとっては非常に魅力的です。ただ、あまり忙しくない職場を望んでいる人であれば、そうした求人は適切ではありません。

 

ミスマッチが起こり、転職に失敗する理由

 

このように考えると、転職理由が明確でない(=自分が望んでいる求人が分かっていない)という状況であるとミスマッチが起こりやすくなります。

 

もちろん、後ろ向きな退職理由は面接時で表現を変えなければいけません。

 

例えば、「仕事が忙しいために転職したい」と考えている薬剤師であれば、「以前の職場は調剤・監査のスピードばかりを求められるため、どうしてもミスが多くなっていました。そこで、患者さんに丁寧な指導を行い、余裕をもって仕事ができる職場に転職したいと思うようになりました」などのように、前向きな理由にします。

 

本心の動機を話しつつも、「忙しいから転職する」という本音での退職理由の表現を変えるのです。別に自分をよく見せようと格好をつける必要は全くありません。

 

ミスマッチを防ぐためにも、転職サイトコンサルタントや求人先の企業に本当の転職理由を明確に伝えるようにしましょう。

 

2. 将来なりたい薬剤師像を言うことができる

 

あなたは転職して何を実現させたいのでしょうか。少なくとも、「転職を何回も繰り返したい」とは思っていないはずです。

 

派遣薬剤師であれば、例外的に調剤薬局や病院、ドラッグストアを含めてさまざまな職場を経験できます。ただ、正社員やパート・アルバイトとして働くとなると、何度も転職を重ねるのはよくありません。

 

こうした事態を避けるため、求人先の会社でどのような薬剤師になりたいかを第三者に伝えられるようにする必要があります。

 

人によっては、在宅医療を行うことによって直に患者さんと接したいと思うかもしれません。また他の人であれば、地域医療に貢献することで地元の患者さんのために最高の医療を提供したいのかもしれません。それぞれ目指す薬剤師像は人によって違うのです。

 

将来の薬剤師像が転職成功につながる

 

求人を出す転職先の企業は、あなたがどのような薬剤師像をもっているのかを気にします。求人を出す以上、「あなたに長く勤めてもらいたい」と思っているからです。

 

薬剤師としての未来像をもっていなければ、あなたがどのように会社で活躍・貢献してくれるかを想像しにくいです。逆に考えれば、適切な未来像をもっていれば求人先は安心して採用することができます。

 

例えば、先ほどの「スピードを重視する忙しい職場ではなく、余裕をもって仕事ができ、患者さん一人ひとりに対して指導を行える薬局が良い」と考えている人であれば、求人先の調剤薬局は「ゆったり仕事ができる店舗」の薬剤師として採用します。

 

中小薬局であっても、数店舗を運営していることがほとんどです。その中から、忙しく動き回る店舗ではなく、比較的落ち着いている薬局店舗で働くように調節してもらえるのです。

 

転職で成功例する薬剤師は、全員が目指すべき未来像をもっています。そのため、もし目指すべき薬剤師像が見えていないのであれば、これまでのあなたの経験や性格から「薬剤師としてどのようなことを行いたいのか」を他人に言えるように準備しておきましょう。

 

3. 自分の適正年収・価値を客観的に述べられる

 

薬剤師の転職理由はさまざまですが、転職理由の上位として年収アップがあります。

 

転職サイトに登録してコンサルタントを活用すれば、当然ながら年収を上げる交渉をすることができますし、そうした成功例はいくつも存在します。

 

しかし、単に「年収を上げたい」と思っていても、それだけでは通用しません。年収アップを実現するためには、求人先の企業に対して「あなたにそれだけの給料を払うだけの価値があるのか」を客観的に説明できなければいけません。

 

薬剤師の平均年収を調査する

 

いまよりも高い給料を望むのであれば、転職を希望する地域の平均給与を知る必要があります。

 

薬剤師は田舎の僻地にいくほど年収は高くなり、都市部にいくほど給料は下がります。そのため、田舎で働いて高年収を貰っていた人が都市部に転職し、同じような給料を要求しても受け入れては貰えません。そのため、平均年収を知るべきなのです。

 

年収アップというのは、多くの場合で「その地域の平均給与以上の年収」を要求することになります。このとき、高年収に値する薬剤師であることの証明が必要なのです。

 

もちろん、相場よりも安い年収で薬剤師として働いていた場合、給料を上げるのは簡単です。

 

例えば、大病院は給料が安いことは有名ですが、そうした病院で働いていた人が調剤薬局やドラッグストアへ転職するとなると、簡単に年収アップを実現できます。都市部の薬局で働いていた人が田舎僻地の薬局やドラッグストアに行く場合、同様に誰でも給料増を狙えます。

 

ただ、前述の通りそうでない場合はあなたの価値を客観的に伝えなければいけません。

 

価値を見つけ、伝えるためのステップ

 

それでは、どのようにして薬剤師としてのあなたの価値を伝えればいいのでしょうか。これには、それまで経験してきたスキルや実績を見つめなおすといいです。

 

例えば、以下のようなものになります。

 

「5年間管理薬剤師として経験し、ある工夫したことで処方せん枚数が3年間で○倍に増えた」

 

「病院薬剤師の薬局長として4年間勤務し、13人の薬剤師を統率していた」

 

人によっては、このような経験がない方もいるかもしれません。ただ、自分ではその強みに気づいていないだけの人がほとんどです。

 

基本的に自分の強みは分かりません。例えば、女子高生向けの商品を開発したとき、企業のマーケティング担当者は実際に女子高生に商品を使ってもらい、率直な感想をもらおうとします。

 

なぜ、こうしたことをするのかというと、彼女たち(女子高生)は「女子高生の専門家」だからです。専門家(今回の場合は女子高生)に聞くことによって、その商品が売れるかどうかがようやくわかるのです。

 

ただ、女子高生は「自分自身は女子高生の専門家である」ことに気づいていません。自分にとっては当たり前すぎることなので、これが強みだとはわからないのです。これと同じことは、薬剤師の転職でも起こります。

 

転職サイトのコンサルタントから見れば、「年収アップに必要な強力な武器になる」ような経験をもっている人はかなり多いといいます。しかし、その強みに薬剤師本人が気づいていないのです。

 

そこで、転職サイトのコンサルタントに相談するなど、他人の力を活用してあなた自身の価値を見つけるといいです。

 

高年収を要求するのであれば、少なくとも「誰が聞いてもあなたが要求する年収を納得できるような理由」を話せる必要があります。

 

「何となく年収を上げたい」ではなく、まずは現在のあなたにどのような価値があるのかを整理してみてください。これを実現するために、プロの目線から強みを発見してもらうことも重要になります。

 

4. 転職で年収が下がっても良いと思っている

 

転職はゼロからのスタートとなります。そのため、たとえ前職の経歴があったとしても、それが転職先の会社でも同じように通用するかどうかは分かりません。

 

そのため、少なくとも「初年度の年収提示額は今よりも下がってよい」と思えるようにすると転職で成功しやすいです。

 

年収アップの話をした後に「年収が下がっても良い覚悟をもつべき」というのは、何だか矛盾しているように思えます。ただ、これは「初年度は年収が下がっても良い」という意味であり、ずっと低い年収のままというわけではありません。

 

実績に応じて年収増を約束してもらう

 

まず、たとえ前職で処方せん枚数を大幅に増やした実績があったとしても、次の職場でも同じように輝かしい実績を出せるかどうかは分かりません。薬局や病院、ドラッグストアとそれぞれ業態が異なりますし、同じ調剤薬局によっても扱う科目や患者さんの性質、職場環境が異なるからです。

 

こうしたことから、転職した最初の年は年収が下がることが多いです。

 

その代わり、「自分の考えに基づいて処方せん枚数が上がれば、それに応じて年収も上げてほしい」などと交渉すれば良いのです。給料が一時的(初年度)に下がったとしても、転職して2年目からの実績から考慮して年収を上げてもらえるように交渉・努力をすれば問題ありません。

 

転職してはいけない薬剤師の特徴

 

ここまで述べてきたことが、転職で成功する薬剤師の4つの注意点です。世間一般では当たり前の内容ですが、これを理解していない人は意外と多いです。

 

・現在のあなたにどのような価値があるのか

 

・あなたは一体何ができるのか

 

転職を成功させるために、これを客観的に判断してみてください。単に「年収を上げたい」だけでは通用しないため、冷静に自分を見つめなおすことが重要です。

 

ただ、中には転職を思い留まった方が良い方もいます。転職しても成功することはなく、失敗が見えているからです。

 

そのような人の特徴としては、「転職理由にネガティブな理由しか出てこない」ということがあります。もしかしたら、このような方は転職を思い留まった方が良いかもしれません。

 

その職場の良い点はないか

 

薬剤師が転職理由を語るときに「待遇が悪い」、「人間関係が良くない」などの理由を話す人は多いです。しかし、これらネガティブな転職理由で埋められていれば、転職先でも同じような不満が出てしまう可能性が高いです。

 

あなたの転職を受け入れてくれる先は前述の通り、「あなたに長く働いてもらう」ということが前提になっています。

 

転職サイトも同じであり、きちんとした転職支援会社(転職エージェント)は「あなたにピッタリ合う職場を紹介することで、できるだけ長く働けるように支援する」ということが目的です。そうでなければ、紹介した求人先に迷惑をかけてしまうからです。

 

そのため、転職理由としてネガティブな理由しか出てこない人は要注意です。また同じ過ちを繰り返して「転職歴」だけが積み重なってしまう可能性が強いからです。

 

職場の良い部分に着目する

 

これを回避するために、転職を行う前に「いま現在、あなたが働いている職場で良い部分はないか」と問いかけてみてください。

 

多少給料が悪かったとしても、いまの職場は教育体制がしっかりしていてIT化による情報共有が進んでいるかもしれません。また、休みが取りにくいとはいっても、他の薬局や病院に比べると意外と休日制度がしっかりしていることはよくあります。

 

悪い点ばかりに目を向けるのではなくて、「どこか良い点はなかったか」ということを考えなければいけません。

 

成功するためには、良い部分にも着目する

 

転職を考えると、どうしてもネガティブな要素が出てきてしまいます。しかし、このようなネガティブなままの状態であると、転職先でも再びネガティブな要素が顔を覗かせてしまいます。

 

もちろん、いまの職場で本当に良い部分が一つもないのであれば、転職を決意した方が良いです。しかし、人によっては「今いる職場の良い点が見えなくなっている」というだけかもしれません。つまり、本当は転職をしない方が良い人も中にはいます。

 

こう考えると、「転職をしない」ということも重要な選択肢の一つとなります。

 

薬剤師の転職は慎重にしなければいけません。そのときの感情的な判断ではなく、「なぜ転職しなければいけないのか」を冷静に考えて実行する必要があります。

 

たとえ今はネガティブな要素に目が行きがちになっていたとしても、実はその要素を少し我慢するだけで問題ないこともあります。

 

そうはいっても、多くのストレスを受け続けながら働く必要はありません。「やはり、いまの職場では難しい」と感じたとき、ようやく転職という選択肢が出てきます。

 

他人の力を活用して、転職を成功させる

 

ここまでいくつもの転職成功の秘訣を述べてきましたが、転職するためにはいくつもの注意点があるため、それらを理解したうえで行動しなければいけません。

 

このとき一人で活動してもいいですが、転職サイトを利用すればプロの目から「薬剤師としての強み」を発見してもらうことで転職活動が有利になったり、良い条件で求人先へ就職できたりするようになります。

 

転職サイトに登録するとコンサルタントから電話でヒアリングを受けるなど、いくつかやり取りを行うようになります。こうした作業を面倒に感じることもありますが、これはあなたに対してピッタリの職場を提案するために必要不可欠な過程でもあります。

 

中にはスピード転職として「最短3日で転職可能!」とアピールしている転職サイトもありますが、そのような転職サイトは絶対に利用しないでください。

 

そうではなく、転職後のことまで考えてサポートしてくれる転職サイトを活用するのが適切です。

 

ここまで述べてきたことを理解すれば、「一時的な判断ではなく、しっかりと自分自身を見つめなおしたうえでの転職が最も望ましい」ことがわかります。薬剤師転職の成功例の一つになるためにも、注意点を守った上で求人先を吟味するようにしてください。

 



薬剤師が転職するとき、求人を探すときにほとんどの人は転職サイトを活用します。自分一人では頑張っても1〜2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉までしなければいけません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できるだけでなく、病院や薬局、その他企業との交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって「電話だけの対応を行う ⇔ 必ず薬剤師と面談を行い、面接同行も行う」「大手企業に強みがある ⇔ 地方の中小薬局とのつながりが強い」「スピード重視で多くの求人を紹介できる ⇔ 薬剤師へのヒアリングを重視して、最適な条件を個別に案内する」などの違いがあります。

これらを理解したうえで専門のコンサルタントを活用するようにしましょう。以下のページで転職サイトの特徴を解説しているため、それぞれの転職サイトの違いを学ぶことで、転職での失敗を防ぐことができます。



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