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薬剤師が転職での失敗・後悔を避け、トラブルを回避するコツ

 

転職を検討するうえで、薬剤師である以上は失敗や後悔などを避けなければいけません。そのためには、求人先(薬局、病院など)へ就職した後のトラブルを回避する必要があります。

 

転職に失敗するというのは、「転職後すぐに退職してしまう」ことと意味は同じです。これによって転職回数が増えてしまうことで、その後の転職がより不利になってしまいます。

 

他には、実際に聞いていた条件とは異なる職場に働いてしまい、後になって後悔するという失敗談もよくあります。これらは入職後のトラブルだといえますが、こうしたしたことは避けるようにしましょう。

 

そこで、転職時ではどのような失敗や後悔、トラブルが存在するのかをあらかじめ知っておけば、事前に回避できるようになります。そのために必要なコツについて解説していきます。

 

転職に失敗・後悔する人の共通点とは

 

前述の通り、転職での失敗や後悔は「あまりよくない職場へ転職してしまった」ことが原因です。要は、希望条件と異なるためにミスマッチが起こり、早期退職してしまうのです。

 

早期退職する人は、次のようにさまざまな理由があります。

 

・残業なしだと聞いていたが、実際には毎日残業している

 

・多くの経験を積めると思っていたが、実際には勉強会すら開かれない

 

・管理薬剤師と性格や相性が合わなかった

 

・実は経営状況がかなり悪かった

 

・実際に通勤してみるとかなり遠く、朝早く起きるのがつらい

 

・店舗全体が体育会系のノリなのでついていけない

 

なぜ、このような事態に陥ってしまったのでしょうか。これには、薬剤師の転職で失敗しやすい3つのポイントがあります。

 

1. 自分が実際に働く職場を見学しなかった

 

よくある失敗談として、面接を本社だけで済ませて実際に働く現場を見ることなく転職を完了した場合があります。

 

例えば、大手チェーン薬局やドラッグストアのように規模の大きい会社であると、本社の高層ビルで面接を受けることになります。このとき、本社と実際に働く薬局の距離が遠い場合、職場見学が面倒のように感じてしまいます。

 

ただ、あなたが働く場所は本社ではなく、当然ながら現場です。そのため、実際に働く職場を知ることが重要です。

 

まずは、一緒に働くことになるであろう人たちを知ることが一番です。毎日顔を合わせるのは社長や人事担当者ではありません。現場で働く薬剤師や事務員です。

 

挨拶の意味も込めて、店舗の管理薬剤師や事務員の方々と話をするようにしましょう。100%理解することは難しいですが、少なくとも現場見学せずに働き始めるよりは転職での失敗リスクを大幅に減らすことができます。

 

例えば、ママ薬剤師が復職するために転職サイト(転職エージェント)を活用して求人を探すとき、気になるポイントとしては「急な休みを取ることができるか」「勤務時間は臨機応変に変えることができるか」などです。

 

これについて、面接してくれた社長(経営者)や人事担当者に聞いても本当の情報は教えてくれません。基本的には良いことばかり言うからです。

 

ただ、現場で働く薬剤師に「実際のところはどうなのか?」と聞けば、率直な実情を教えてくれます。そこから希望とする求人かどうかを判断するべきなので、職場見学をしなければ転職で失敗・後悔する確率が高くなります。

 

そのため、実際の現場を見ることは必ず行ってください。

 

2. 自分の希望条件を明確にしていなかった

 

他には、どのような求人を希望とするのか明確でないことも入職後のトラブルを避けるコツの1つです。

 

先ほどのママ薬剤師の復職であれば、子供がいるので「急な休みを取ることができるか」「勤務時間は臨機応変に変えることができるか」などが転職するにあたっての重要事項になります。

 

こうした希望条件を最初に明確にしておかなければ、たとえ職場見学をしたとしても的確な質問をすることができません。結局のところ、何も良い情報を得られないまま面接や職場見学を終えることになります。

 

こうした理由があるため、希望条件の明確化が必要になるのです。

 

例えば、他にも地域への貢献を考える調剤薬局へ転職することによって、キャリアアップを目指したいと考える薬剤師であれば、「独自セミナーを開くなど、どれだけ地域住民への貢献を考えているか」「服薬指導はスピード重視ではなく、丁寧に行うことに重点をおく薬局であるか」がポイントです。

 

病院薬剤師としてさらなるスキルアップを考えている人であれば、「急性期病院の大きな施設で働きたい」「設備が整っている職場が望ましい」「薬剤師の在籍人数は○人以上がいい」などのような条件になります。

 

こうした希望条件を書き出し、それぞれについて優先順位をつけていきましょう。そうして希望とする求人を浮かび上がらせることによって、転職後のトラブルを避けられるようになります。

 

3. 転職サイトのコンサルタントとのコミュニケーション不足

 

現在では、転職活動を行うときに必ずといっていいほど転職サイトを利用します。このとき、コンサルタントに「希望する条件」や「あなた自身の性格」などを細かく伝える必要があります。

 

先ほど、希望とする求人先の条件を明確化することが転職での失敗や後悔を避けるコツだと紹介しました。これらの希望条件については、転職サイトのコンサルタントに伝えるようにしましょう。

 

転職サイト(転職エージェント)のコンサルタントはあなたの希望に沿って、どのような求人が適切なのかを調べることが仕事です。そのため、遠慮せずに希望内容を伝える必要があります。

 

あなたの情報を細かく伝えなければ、あなたと転職先とのミスマッチに繋がりやすくなります。コンサルタントとしては、あなたに合う求人案件を絞りにくくなるからです。

 

ボヤッとした条件を伝えると、同じようにボヤッとした求人しか紹介されません。例えば「職場環境が良い職場がいい」と伝えても、良い求人が紹介されることはありません。何を基準に「良い職場」なのか不明だからです。

 

例えば小さな子供をもつママ薬剤師であれば、「時短勤務ができる」「急な休みにも対応できる」という求人を職場環境が良いと感じます。先ほどの急性期病院を目指す薬剤師であれば、「施設の規模が大きく、設備が整っている」「薬剤師の在籍人数が多い」という条件の職場が良い求人です。

 

これを理解した上でコンサルタントとの連携をしっかり図り、良い求人を紹介してもらう必要があります。自分だけで何とかしようとするのではなく、プロに相談することで、転職に失敗しないようにしてください。

 

求人先へ転職した後のトラブルを回避するコツ

 

求人先へ転職したとき、ここで終わりではありません。入職してから、ようやく薬剤師として新たなキャリアをスタートすることになります。

 

このとき、転職した後のトラブルは回避しなければいけません。このときもコツがあるため、転職での後悔を避けるために薬剤師が行うべきことについて確認していきます。

 

現場の薬剤師に労働条件を伝える

 

本社で面接を受けるときなど、面接をしてくれた社長や採用担当者から給与体系や労働条件、勤務形態などの交渉をします。このときの労働条件などについては、実際に求人先で働くようになったときに店舗の薬剤師へ伝えるようにしてください。

 

例えばパート薬剤師として入社し、「17:00までには仕事を終わらせて帰る」ことを本社の人に了承してもらったのであれば、実際に同じ職場で働くことになった他の薬剤師にも「17:00には帰らせてほしい」ことを伝えるのです。

 

このように、採用されたときに本社の社長や担当者から伝えられた勤務条件については、管理薬剤師だけでなく、他の薬剤師にも伝えるといいです。

 

実際のところ、あなたの労働条件が現場の薬剤師たちまで知らされているとは限りません。先ほどのパート薬剤師のように、たとえ「17:00までには帰る」ことを本社で了承してもらっていたとしても、それを現場の管理薬剤師が把握していないことはよくあるのです。

 

こうしたことから残業が発生するなどして、実際の勤務条件とは違うという不満が生まれると、トラブルの原因になります。そこで、転職して働き始めた最初の段階で労働条件や勤務形態などを現場の薬剤師に伝えておくようにしましょう。

 

これについては、正社員、パート・アルバイト、派遣とあらゆる形態であっても同じように注意すべきトラブル回避法だといえます。

 

転職後に頑張ってはいけない

 

転職での後悔や失敗を避けるコツとしては、他にもあります。以外に思うかもしれませんが、それは「転職後に頑張ってはいけない」ということです。

 

薬剤師としての仕事を行う上で最も重要なのは、毎日顔を合わせる人たちと波長を合わせることがあります。この人たちとまずは仲良くなり、信頼関係を築かなければいけません。

 

しかし、転職で失敗する人は仲良くなろうとする前に「自分はこれだけの実績や経験がある」として頑張ろうとします。これでは、うまく職場に溶け込むことができません。つまり、順番を間違っているといえます。

 

本来は職場の人たちと仲良くなった後に「実は自分はこんなことができる」「こうしたスキルがある」と少しずつ力を発揮していくのが正しいパターンになります。他の職場を経験した視点から、いまの職場を変えて改善していこうとするのは、人間関係を築いた後でも遅くはありません。

 

さらに言えば、「前の職場はこのようなやり方だった」と比べることも意味がありません。前の職場は過去のものとして、いまの職場のルールに従うよう柔軟に対応しなければいけません。

 

良好な人間関係を築くためのコツ

 

こうしたことを踏まえて、どのようにして良好な人間関係を構築すればいいのでしょうか。どの職場であっても、薬剤師同士で人間関係を作らなければいけません。薬局であれば薬剤師や事務員との人間関係が重要になりますし、病院であれば看護師を含めた他職種の人たちとの人間関係も重要です。

 

このとき、特に人間関係が理由で転職した人は慎重に転職しなければいけません。同じ失敗を繰り返し、転職したことを後悔する可能性があるからです。

 

もちろん、「スキルアップさせたい」「新たな環境でチャレンジしたい」などの前向きな理由で転職する人であっても、新たな職場の人間関係で苦労することがあります。転職での失敗を避けるため、無駄なトラブルを回避するためのコツを理解しておかなければいけません。

 

自分を見つめなおす重要性

 

転職を行う場合、「なぜ現在の職を辞めて新しい職に就こうとするのか」について本気で考える必要があります。他にもママ薬剤師が正社員やパートとして復職するときであっても、「以前の職場ではどのような人間関係のトラブルがあったのか」を思い返すようにしましょう。

 

仕事を行う上で、「常に自分が正しく、相手が言っていることは間違っている」ということはありえません。

 

まず、「人間関係が悪いので転職を考えている」という場合、なぜそのような関係になったのでしょうか。これについて、あなたがしてきた過去の経験を思い返す必要があります。

 

もしここで、「やはりどう考えても、いまのように人間関係が劣悪なのはすべて周囲の人が悪い」と思うのであれば、残念ながら何回も同じ過ちを繰り返す可能性が高いです。転職先の職場でも同様に人間関係が悪くなり、転職したことを後悔してしまうのです。

 

転職先ではゼロからのスタートとなるので、これまでの失敗を素直に反省できる人であれば転職でやり直しがききます。しかし、そうでないのなら転職はあまり意味を成さないかもしれません。

 

ほとんどの人は「周囲の人が悪い」「置かれている環境が悪い」と考えます。要は、自分が原因ではなく、すべて周りの人や環境が悪いと考えてしまうのです。その結果、「給料が安い」「人間関係が良くない」と不平・不満を言い始めます。

 

そうではなく、人間関係が悪くなったのは、もしかしたらあなた自身に原因があるのかもしれません。こうした事実を認識し、きちんと自分のことを知れば、転職後は再スタートして長く勤めることができるかもしれません。

 

転職はどちらかというと「自分自身に問題がある」と真摯に受け止めることができる人の方が成功しやすいです。

 

転職では全てをリセットできる

 

実際のところ、ここまで述べてきたことを正しく実行すれば、多くの場合で転職での失敗や後悔を避けることができます。

 

例えば、労働条件が違うといったトラブルに遭遇した人であっても、「事前に自分の希望条件を明確にして、職場見学のとき現場の薬剤師に実情を聞く」「本社の人から言われた勤務条件について、実際に働き始めた最初の方に同じ職場の薬剤師(特に上司となる管理薬剤師)に伝える」などをしていれば、失敗を回避しやすいです。

 

転職をする最大のメリットは、「今いる現状を完全にリセットして、新たな職場で自分の望みを実現できる」ことです。

 

「給料を上げたい」「Uターンで地元に戻りたい」「スキルアップできる職場に行きたい」など、人によって転職理由は異なります。ただ、転職での後悔を避け、トラブルを回避するためのコツはどれも共通しているのです。

 

こうしたことを理解したうえで転職活動を実践すれば、失敗や後悔を事前になくすことができます。求人先へ転職した後のトラブル回避まで考えたうえで、転職するようにしましょう。

 



薬剤師が転職するとき、求人を探すときにほとんどの人は転職サイトを活用します。自分一人では頑張っても1〜2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉までしなければいけません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できるだけでなく、病院や薬局、その他企業との交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって「電話だけの対応を行う ⇔ 必ず薬剤師と面談を行い、面接同行も行う」「大手企業に強みがある ⇔ 地方の中小薬局とのつながりが強い」「スピード重視で多くの求人を紹介できる ⇔ 薬剤師へのヒアリングを重視して、最適な条件を個別に案内する」などの違いがあります。

これらを理解したうえで専門のコンサルタントを活用するようにしましょう。以下のページで転職サイトの特徴を解説しているため、それぞれの転職サイトの違いを学ぶことで、転職での失敗を防ぐことができます。



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