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ママ薬剤師が育児・子育てを両立させ、子供との時間を増やすには

 

女性の多い職種として薬剤師が知られています。若いころは正社員として働いていたとしても、結婚を機に退職する方は多いです。妊娠・出産があり、育児・子育てをしっかりしなければいけないからです。

 

ただ、現在では退職せずに働き続ける女性薬剤師は多いです。産休や育休を活用しながらも、薬剤師としてキャリアを積んでいくのです。また、生活費を補うために復職してパートのママ薬剤師として頑張っている方はたくさんいます。中には、派遣薬剤師として勤務する人もいます。

 

それでは、こうしたママ薬剤師がどのようにすれば、育児・子育てと仕事を両立させることができるのかについて、子どもをもつ女性薬剤師の働き方について述べていきます。

 

子育てをするとき、ママ薬剤師の勤務形態

 

薬剤師として働くとき、大きく「正社員」「パート」「派遣」の3つに分かれます。それぞれについて、どのような特徴があるのかを確認していきます。

 

正社員のママ薬剤師

 

正社員であると、フルタイムで週5日は働くことになります。このとき、育児のことを考えると子どもの年齢が小さいときはなかなかフルタイムで毎日働くのは難しいです。

 

そうしたとき、重要になるのが時短勤務です。産休・育休で復帰した人であっても、一度職場を辞めて他の求人へ復職をした人であっても、時短勤務を認めてもらえるかどうかは重要です。要は、働く時間を限定して正社員勤務をするのです。

 

会社によって「子どもが3歳になるまで時短勤務を認める会社」があれば、「小学校へ通うようになるまで時短勤務可能の会社」など、薬局や病院、ドラッグストア、一般企業を含めて会社が違えば制度が異なります。

 

また、どれだけ時間を短縮させて働くのが認められるのかについても会社ごとに違います。これについては、いまの会社や求人先の制度をしっかりと見極める必要があります。

 

パートのママ薬剤師

 

薬剤師として同じ職場に復帰したり、転職して再就職したりするとき、正社員ではなくパートを希望する人も多いです。例えば、私が在籍していた調剤薬局は、狭い店舗に常に薬剤師が5人以上いる店でした。ここに在籍している薬剤師のうち、半分ほどはパートの女性薬剤師でした。

 

パート薬剤師であれば、正社員のように毎日働く必要はなく、週2〜3の勤務でも許されます。また、働く時間についても融通が利きます。

 

ここで重要なのは、働き始める最初に、所属店舗の管理薬剤師に対して「パート薬剤師として働くときの条件」を自ら伝えることです。

 

復職することでパートのママ薬剤師として働くとなると、本社などで「どのような勤務条件で働くようにするのか」を話し合うことになります。

 

このとき、いくら本社の人と条件面で同意したとしても、それが現場の管理薬剤師や一般薬剤師まで伝わっていなければ意味がありません。本社からの通達がうまく伝わっていないことはよくあるので、働き始めは自分の条件を自ら管理薬剤師などへ伝えなければいけません。

 

派遣のママ薬剤師

 

中には派遣として働く人もいます。派遣会社に登録することで、さまざまな職場で働くようになるのです。派遣であっても有給休暇を取得可能ですし、社会保険に加入することもできます。

 

派遣で働くとき、正社員やパートなどに比べて最も自由度の高い働き方を実現できます。契約が切れた段階でいつでも薬剤師を休止することができますし、その反対に復帰のタイミングも自由に決めることができます。

 

期間も1日や1週間などスポット的な案件があれば、3ヵ月や半年、1年などの長期案件もあります。働き先の多くは調剤薬局や調剤併設ドラッグストアですが、病院の派遣もあります。

 

求人先の形態を見極める

 

ただ、子育てと仕事を両立させて子供との時間を取るためには、働く形態だけを考えてはいけません。どのような求人先で働くのかによっても大きく異なります。

 

そこで、求人の形態によって何に注意しなければいけないのかについて確認していきます。

 

大手チェーン薬局、ドラッグストアへ転職して働く

 

大手企業であると、最初から産休・育休を含めて子育てをしやすい環境が整っていることが多いです。ただ、育休や時短勤務をどこまで認めてくれるのかについては企業ごとに異なります。

 

また、中小企業のように社長との距離は近くないため、特別な優遇をしてもらうことを期待してはいけません。

 

なお、こうした大手チェーン薬局であると託児所を運営していたり、契約していたりすることがあります。こうした会社は子育て支援をしていることが多く、転職することで育児と仕事を両立させやすくなります。

 

個人薬局、中小薬局へ転職して働く

 

個人薬局や中小薬局は会社ごとに子育て支援の体制がバラバラなので、これについては求人ごとに見極めなければいけません。こうした小さな薬局であると特別待遇が可能になるため、どこまで許容してくれるのかを確認するのです。

 

例えば、私が働いていた調剤薬局では、小さい子供を抱えているママ薬剤師は昼や夕方に自宅へ一時帰宅することがOKでした。

 

小学校に上がる前では、たとえ保育園に子供を預けていたとしても一時的に昼に帰らなければいけない場合があったり、夕方に子供を迎えに行かなければならなかったりします。また、小学校に上がっても風邪で寝込んだときは昼に帰って食事を作らなければいけないでしょう。

 

職場(薬局)と家が近いことは大前提ですが、これらを考慮して、働きながらすぐに家へ戻れる環境を調剤薬局の社長がつくっていたのです。また、働く時間を短くするなどの配慮も行っていました。

 

大病院の薬剤師では難しいかもしれませんが、社長との距離が近い調剤薬局などであればこうした融通を利かせることができます。交渉によっては、時間的なゆとりをもちながら働くことが可能なのです。

 

病院へ転職して働く

 

病院でママ薬剤師として働くとなると、基本的には「どれだけ病院内に薬剤師が在籍しているのか」「院内保育(託児所)は存在するのか」が重要になります。中規模以上の病院であれば院内保育を実施している医療機関がありますし、大病院であれば託児所が存在する確率はもっと上がります。

 

こうした施設を活用することによって、子育てをしながら病院で働くのです。

 

病院は看護師が多く、育児をしながら働いている女性がたくさんいます。そのため、子育てに理解のある病院では、「夜勤なし」「残業なし」などの措置を一定期間取ってくれる病院もあります。

 

育児・子育て支援についても病院ごとに異なります。病院での薬剤師を続けたいものの、いまの職場では難しいと感じた場合は、条件に合う病院の求人を探すといいです。

 

一般企業へ転職して働く

 

薬局や病院、ドラッグストアの薬剤師として働くのは普通ですが、子供との時間を多くとりたいのであれば一般企業への転職まで視野に入れてください。

 

一般企業であれば、製薬企業や医薬品卸、化粧品会社など薬剤師の就職先は基本的に大企業になります。こうした会社へ再就職すれば、既に福利厚生が整っているので時短勤務を含め、認めてもらいやすいです。

 

実際、私の知り合いの30代女性薬剤師が医薬品卸で正社員として働いていたのですが、出産後に復帰した後は毎日16:00に退社するという時短勤務をしていました。

 

薬剤師の働き方としては、薬局や病院だけではありません。一般企業も視野に入れて転職を検討するといいです。ちなみにこれら一般企業では、DI業務など基本はデスクワークがメインの仕事になります。

 

一般企業では基本は一人で仕事をすることになるため、薬局や病院のように他の薬剤師という代打がいないことになります。ただ、基本は土日休みです。そのため、運動会などのイベントには問題なく参加できます。

 

子供をもつ女性薬剤師として、働きやすい職場を選ぶ

 

育児と薬剤師を両立させるための秘訣は「どれだけ子育て支援に積極的な職場を選ぶか」にあります。職場の環境があまり良くなく、育児への理解を示してくれない状況であると、薬剤師をしながら子育てをすることは難しいです。

 

そのため、ママ薬剤師が子供との時間を増やすためには、「職場に在籍している薬剤師の数」や「どれだけの期間、時短勤務を認めてもらえるのか」などを考えなければいけません。

 

一般企業への転職であれば土日休みがほぼ保証されているので、「職場に在籍している薬剤師の数」は関係ないかもしれませんが、調剤薬局や病院、ドラッグストアなどでは必ず確認しなければいけません。

 

保育園や小学校では、運動会や学習発表会などイベントがたくさんあります。こうしたイベントは土曜日などの休日に開催されることが多いです。そのため、土曜日に休みをもらいたいとき、あなたの代わりとなる薬剤師がどれだけいるのかは重要です。

 

また、子供が大きな病気で寝込んでしまったときは、急に休まなければいけなくなることもあります。そのときは他の薬局からヘルプに来てくれる人を含めて、薬剤師の在籍数が重要になります。

 

職場の雰囲気はさらに重要

 

さらにいえば、転職するときは職場の雰囲気が最重要だといえます。いくら昼や夕方の一時帰宅が許されていたとしても、職場がピリピリしている状況では、休みを取りづらい雰囲気になってしまいます。

 

職場の雰囲気については求人票には載ってこない情報です。そのため、転職や復職のときは必ず職場見学をするなど、事前に確認しなければいけません。

 

ママ薬剤師が育児・子育てと仕事を両立させるためには、まずは自分に適切な勤務形態(正社員、パート、派遣)として、どれが良いのかを考えましょう。その後、薬局(大手 or 中小)、病院、一般企業と希望する求人を探すようにしましょう。

 

そうした求人の中で「時短勤務など、時間の融通が利く」「あなたの代わりとなる複数の薬剤師がいる」などの条件の確認が必要です。場合によっては、「家からの距離が近い」ことも考慮しましょう。

 

これらの条件を満たす薬局を自分の力だけで探すのは難しいですが、多くの求人情報を抱えている転職サイトを活用しながら、あなたに合う職場を探すといいです。複数の転職サイトを活用すると求人の幅が広がるため、どのような求人があるのか登録して確認してみましょう。

 



薬剤師が転職するとき、求人を探すときにほとんどの人は転職サイトを活用します。自分一人では頑張っても1〜2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉までしなければいけません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できるだけでなく、病院や薬局、その他企業との交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって「電話だけの対応を行う ⇔ 必ず薬剤師と面談を行い、面接同行も行う」「大手企業に強みがある ⇔ 地方の中小薬局とのつながりが強い」「スピード重視で多くの求人を紹介できる ⇔ 薬剤師へのヒアリングを重視して、最適な条件を個別に案内する」などの違いがあります。

これらを理解したうえで専門のコンサルタントを活用するようにしましょう。以下のページで転職サイトの特徴を解説しているため、それぞれの転職サイトの違いを学ぶことで、転職での失敗を防ぐことができます。



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