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薬剤師転職で失敗しやすい人の特徴を知り、良い求人先へ就職する

 

今よりも良い条件を求めたり、人間関係をゼロからやり直したりするために転職する薬剤師は多いです。他には地元に戻るための転職など、その理由はさまざまです。

 

しかし、心機一転のために転職したにも関わらず、失敗してしまう人もいます。転職未経験の方を含め、何度も転職している薬剤師は少ないため、どのようにして転職での失敗を防ぐのかを確認しなければいけません。

 

実は、薬剤師の転職で失敗する人には共通した特徴があります。この特徴を理解したうえで、どのように考えて求人を探せばいいのかを学べば、転職未経験の人であっても問題なく良い職場へ就職できるようになります。

 

転職に失敗しやすい人の特徴を知る

 

人によって「良い職場」の定義が異なります。収入に優先順位をおく人がいれば、入社後の研修や勉強体制を重視する人もいます。

 

ただ、これらの中でも「こういう人は転職で失敗する可能性が高い」という特徴があります。以下に、その特徴について記していきます。

 

希望条件の優先順位がついていない

 

転職を行う以上、あなたの希望を叶えなければいけません。このとき、「職場と家が近い方が良い」「土日休みが良い」など、人によってさまざまな条件が浮かびます。希望条件としては、年収、勤務地、勤務時間、雇用形態(正社員、パートなど)、教育制度と無数に存在します。

 

このとき、全ての条件を叶えようとする人がいます。当然ながら、完璧な職場というのはこの世に存在しません。全部の希望を叶えるとなると、対象となる病院や薬局はごく僅かに限られてしまいます。

 

自分の希望を出すのは重要ですが、優先順位をつけなければいけません。何を重視するか決めておくことで、「あなたが妥協できるポイントは何か」をあらかじめ決めておく必要があるのです。

 

優先順位を決めておけば、どの調剤薬局や病院、ドラッグストア、一般企業を選べばいいのか明確になります。

 

何かをするというのは、「他のことをしない」という選択をすることと意味が同じです。例えば、薬を監査しているとき、同時並行で投薬することはできません。同じように、薬歴を書いているときは、調剤をすることはできません。

 

これのように、捨てるべきことが明確になっておけば、何をすればいいのか分かるようになります。そこで、あなたにとって転職時に譲れないものを先にピックアップしておきましょう。そうすれば、何の実現を目的として転職すればいいのかが分かるようになり、良い求人に出会いやすくなります。

 

勤務条件の融通が利かない

 

つまり、勤務条件の融通が利かない人は転職で失敗しやすくなります。転職するにあたって譲れない条件は据え置いたとしても、そのほかは妥協することを考えなければいけません。

 

働くときの時間や給料など、中には一つも条件を譲らない人がいます。これだと、相手企業はあなたのことを「柔軟性のない人」と思ってしまいます。そこで自分の希望と相手企業の希望を照らし合わせ、「どのような案であれば、互いに気持ちよく働けるか」を探せる人の方が転職で失敗しにくいです。

 

勤務条件に融通を利かせるためには、先ほど述べたような「優先順位をつける」を行うと、それができるようになります。

 

譲れない条件を1〜3つだけピックアップして、その他の勤務条件については妥協しても問題ないというスタンスをとっておくのです。

 

年収だけを気にする

 

ただ、このとき譲れないポイントの中に「高年収」を挙げ、それに固執する人は実は危険です。給料は確かに重要ですが、それだけを気にすると転職で失敗しやすくなるのです。

 

これについては、転職未経験であっても、何度も転職をしている人であっても同様です。求人先が高年収を提示するのには、何かしらの理由があるからです。

 

例えば、「非常に多い処方せんを少ない人数で処理しなければいけない忙しい職場」「残業代込みで、高年収を提示している」などです。

 

年収が高いからという理由だけで転職する求人先を判断すると、後でワケありの案件であったことに気づいて後悔する人が多いです。

 

求人票だけで比較してしまう

 

もちろん、高い年収を希望することが悪いのではありません。なぜ、高年収に固執する人が転職で失敗するのかというと、これは言い変えれば「求人票だけで転職先を決めようとしている」ことになるからです。

 

要は、高年収の案件に限らず、求人票だけで比較して転職する人は失敗しやすいのです。そうではなく、求人票に載っていない情報まで含めて比較検討し、高い給料を提示してくれる職場へ転職する場合での失敗は少ないです。

 

まず、求人票には職場環境に関する一部の情報しか記載されていないことを理解しなければいけません。例えば、「職場の人間関係は良好か」「実際のところ、どれだけ休みを取りやすいのか」「勤続年数が増えれば、それに伴って給料は上がるのか」などの情報は求人票に存在しません。

 

こうした情報を集めず、求人票に書かれた「良いことばかりの情報」だけで就職先を見極めようとするので、失敗する確率が高くなるのです。

 

現在はネットで求人情報を調べることができますし、自宅からの職場との距離などもある程度は知ることができます。ただ、このときの求人内容を鵜呑みにするのはやめましょう。

 

また、良さそうな求人を見つけて面接に行った後、実際に働く現場を見学することも重要です。薬局内や病院内の様子を確認させてもらうのです。

 

このとき、「管理薬剤師が気さくな人で働きやすそうだった」「病院の薬剤部が地下一階にあり、日が当たらず薬剤師たちも暗そうな人が多かった」などのように、完ぺきではないものの良い部分や悪い部分を含めて見えてくるものがあるはずです。

 

求人票からでは分からない「現場の様子を知ること」は、転職活動で最も重要な行為の1つです。

 

コンサルタント任せにする

 

さらに、転職サイトのコンサルタント任せにする人も失敗しやすいです。

 

多くの人は転職サイト(転職エージェント)のコンサルタントを利用して転職します。このとき、そのほとんどの作業をコンサルタントに丸投げする人がいます。

 

例えば、仕事が忙しいという理由をつけて、転職サイトからの電話を拒否する人がいます。ただ、メールでは電話に比べて細かい情報を伝えることができません。また、求人はみずものなので良い条件の案件は他の人に取られてしまいます。

 

転職して実際に働くのは、あなた自身です。そのため転職サイトのコンサルタント任せではなく、コンサルタントと一緒になって理想の職場を探す姿勢が重要になります。

 

どこに成功の基準をおくかを考える

 

成功の基準」は人によって異なります。これをクリアするためにはこれまで述べてきた通り、柔軟に対応しながらも他人任せにせず、自ら転職活動に臨む必要があります。

 

例えば、年収にこだわるあまりとても忙しい現場で働くことになり、こんなはずではなかったと後悔する方がいます。また、土日休みであることにこだわった結果、幅広く薬を勉強したいのに眼科や皮膚科など、特定の領域しか扱わない薬局で働くことになった方もいます。

 

転職が完了した時点から、薬剤師としてのキャリアが再スタートします。ここでつまずいてしまってはいけません。目先の利益ではなく、将来を見据えて「どのようなライフプランを描きたいか」を考えながら転職に臨む必要があります。

 

あなたの希望を伝えた上で、年収や勤務地、勉強体制、残業時間、福利厚生など幅広く条件を見つめ、将来像と照らし合わせながら転職活動を慎重に行う必要があります。

 

転職サイト(転職エージェント)を活用する

 

転職での失敗を避けるため、ここまで述べてきた注意点を踏まえたうえで転職活動を実施しなければいけません。

 

このとき、前述の通り多くの人は転職サイト(転職エージェント)を活用します。自ら給料や労働条件について交渉するのは現実的ではありませんが、転職エージェントをうまく活用すれば良い条件を引き出せるようになります。

 

転職サイトの活用法については少しだけ紹介しましたが、以下でより詳しく「転職サイトの利用で失敗しないコツ」を解説していきます。

 

転職活動時は半日でもいいので休みを取る

 

どれだけ優先順位を決めたとしても、転職活動時にいまの職場の勤務日に引っ張られて、休みを取ろうとしない人がいます。日曜日など、現在の職場が休みとなっている日でしか面接の日程を合わせられないのです。

 

ただ、これは大きな問題です。いくら薬剤師とはいっても、相手先もそこまで親切ではありません。そのため、転職サイトを活用してプロのキャリアコンサルタントが担当するにしても、日程を合わせられない場合、紹介先は必然的に不人気の求人ばかりになってしまいます。

 

日曜日でも面接が大丈夫な就職先であると、実際にあなたが働き始めたときは日曜日も出勤させられるようになる可能性が高いです。「日曜出勤が必須」の求人が人気であるはずがないため、こうした不人気の求人が回ってくるようになるのです。

 

このように考えると、転職活動を行うときにまったく休みを取ろうとしないのは、圧倒的にデメリットの方が大きいです。

 

転職はあなたの人生を決める重要な場面であるため、転職活動のときは半日でもいいので休みを取るようにしましょう。自分の将来のために時間を作るべきであり、実際に転職活動をする際は腹を括らなければいけません。

 

なお、薬剤師は真面目な人が多いですが、「いまの職場では薬剤師の人数が足りないため、転職活動のために休みを取りにくい」と考えてしまう人であるほど、頑張って働こうとして良い求人を逃してしまいます。

 

ただ、転職活動をする際はわずかな時間であってもいいので、必ず相手先の時間に合わせて面接を受けるための時間を割くようにしましょう。休みを取ろうとしない人ほど転職で失敗するため、休みを取るのはかなり重要な要素の一つです。

 

転職時は期限を定めるべき理由

 

他に失敗しやすい薬剤師の特徴として、「期限を切らない人」もいます。要は「この1ヶ月までに転職先を見つけ、3か月後には新たな就職先で働く」などの期限を見定める必要があるのです。一方で、このような期限を見定めていない人は、良い求人に出会うことができません。

 

転職市場において、早く転職する人であるほど市場価値が高いことを認識しなければいけません。

 

薬局や病院などの経営者にとってみれば、すぐにでも働いてほしい場合がほとんどです。そのため、「1年後から働ける人」と「1週間後には働ける人」では、その価値は何倍も異なります。これはつまり、年収や労働条件の交渉に大きく影響することを意味します。

 

また、年齢が若いほど転職市場での価値が高いです。そのため、転職時期を先延ばしにするほど、あなたの価値は下がっていきます。

 

さらにいえば、よくあるパターンとして、半年以上も転職活動をしたものの、結局のところ「最初の2週間に転職サイトに紹介してもらった求人で転職を決める」というケースが多いといいます。

 

当たり前ですが、自宅から近かったり年収が高かったりなど、良い求人は最初に紹介されます。転職エージェントは良い条件で薬剤師に働いてもらうように交渉するのが仕事であるため、後になるほど「家から遠い」「労働条件が悪い」などの求人になってしまいます。

 

そのため、転職サイトのエージェントから言わせてもらえば、半年も転職先を探しているのは考えられないといいます。

 

なお、一般的には転職活動を開始して就職先が決まるまで、1ヵ月あれば多くの人は決まるといいます。条件が難しい人の場合は2ヵ月ほど必要なこともありますが、転職を成功させている人の中で半年も求人を探している人は少ないです。

 

率直で飾らない意見をコンサルタントへ伝える

 

また、自分を良く見せようとするのではなく、考えていることを率直にコンサルタントへ伝えることも重要です。

 

薬剤師は真面目な人が多いため、キレイにまとめようとします。例えば、「スキルアップのために転職したい」などです。ただ、普通に考えて単なるスキルアップであれば今の職場で実現すればいいだけの話であり、転職したいとまでは思いません。

 

そこで、例えば「現状の収入に不安があるため、今後のために在宅などの技術を身につけるために転職したい」という率直な考えを述べるようにしましょう。そうすれば、それに合わせた求人をようやく紹介してもらえるようになります。

 

また、希望する年収を低めにいう人も多いです。これについても、明確な理由を述べたうえで率直な希望年収を伝えるようにしましょう。

 

女性であれば、「不妊治療に専念したい」という転職理由も多いです。他にも、病気を発症したために転職する人もいます。

 

不妊治療や自身の病気(持病)というのは、他人に伝えにくい内容です。ただ、そうした内容であっても飾らずに転職エージェントに伝えることで、ようやくそれに適した求人を引っ張ってくることができるようになります。

 

「不妊治療や病気で薬剤師が転職することは意外と多い」という事実を認識したうえで、本音で転職サイトのコンサルタントと付き合うことが転職で失敗しないコツになります。

 

薬剤師での失敗を避け、良い求人を見つける

 

転職で成功するためには、転職活動に必要な休みを取り、期限を定め、率直で飾らない意見を述べることが重要です。年収や持病のことまで含めて、思っていることを伝えるようにしましょう。

 

また、転職で失敗しやすい人の特徴も述べてきたため、これらを把握した上で逆の行動を取るようにしてください。

 

そうした上で、自分の薬剤師としてのキャリアを見つめなおすといいです。

 

「一般企業で働いているため、調剤未経験の状態を脱却したい」「結婚や妊娠・出産により、病院から調剤薬局に移りたい」「労働条件が厳しいため、他の調剤薬局やドラッグストアへ転職したい」など、人によって重視すべきものが異なります。

 

何に重重きをおくのかを決め、転職で失敗するときのポイントを避ければ、たとえ転職未経験の薬剤師であっても転職で成功できるようになります。

 



薬剤師が転職するとき、求人を探すときにほとんどの人は転職サイトを活用します。自分一人では頑張っても1〜2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉までしなければいけません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できるだけでなく、病院や薬局、その他企業との交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって「電話だけの対応を行う ⇔ 必ず薬剤師と面談を行い、面接同行も行う」「大手企業に強みがある ⇔ 地方の中小薬局とのつながりが強い」「スピード重視で多くの求人を紹介できる ⇔ 薬剤師へのヒアリングを重視して、最適な条件を個別に案内する」などの違いがあります。

これらを理解したうえで専門のコンサルタントを活用するようにしましょう。以下のページで転職サイトの特徴を解説しているため、それぞれの転職サイトの違いを学ぶことで、転職での失敗を防ぐことができます。



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