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薬剤師のボーナス転職では、退職のタイミングを重視すべき

 

きちんと働かれた方であれば、薬剤師として転職するときに「ボーナス(賞与)をきちんと貰った後で転職したい」という人はたくさんいます。これを、一般的には「ボーナス転職」や「ボーナス退社」といいます。

 

ボーナス転職を行うとき、気を付けなければいけない点があります。この注意点として、「ボーナス支給の規定を確認する」「事前に退職を伝える」「しっかりと引き継ぎを行う」などがあります。

 

こうしたことを行うことによって、調剤薬局や病院、ドラッグストアなどで働きながらボーナス転職を実現することができます。

 

会社によってボーナス(賞与)の支給時期が異なる

 

調剤薬局や病院、ドラッグストア、一般企業と組織が違えば会社規定も異なります。給与体系が大きく変わるため、当然ながらボーナスに対する考え方が違います。

 

ボーナスは夏と冬で6月と12月に支給する会社が多いですが、このときのボーナス支給の基準や算定期間は組織によって異なるのです。

 

中には、ボーナス支払日に在籍していない薬剤師には払われなかったり、退職予定者に対してはボーナスなしだったりする会社があります。こうしたことがあるため、ボーナスを受け取った後の転職を考えている場合は事前に会社規定を確認しておく必要があります。

 

基本的にはボーナス支給後に退職するからといって、ボーナスが減額されることはありません。ただ、ボーナスは会社の業績や個人の頑張りが反映されるものであるため、既に退職することが分かっている薬剤師の場合、実際のボーナス支給でいつもより額が少ないことはよくあります。

 

事前に退職を伝えるべき理由

 

ボーナスを受け取った直後の時期に退職を考えている場合、必ず事前に会社を辞めることを伝えるようにしましょう。法律上は通知して2週間働けば退職できるものの、ボーナスをもらった直後に「会社を辞めます」と宣言し、2週間後に辞めていくのはよくありません。

 

経営者や同僚から「もらい逃げ」だと思われ、円満退職とはいかないからです。

 

また、薬剤師は専門職であるため、一般企業のように代わりの人材を見つけるのは困難です。例えば薬局であれば、法律によって薬剤師の人数が決められているため、組織によってはあなたが抜けることで大変な事態に陥ってしまいます。

 

急に薬剤師がやめることになるため、引き継ぎなどを含めて現場が混乱してしまいます。そこで、可能ならいま働いている会社に迷惑がかからないように転職活動を行ってください。

 

できれば3ヵ月前(遅くても1ヵ月前)には退職することを伝えるようにしましょう。上司に退職の意向を伝え、円満退職するための準備をするのです。このときにボーナス支給される時期をまたぐようにすれば、ボーナス転職を実現することができます。

 

あなたが余裕をもって転職活動を行うためにも、いまの職場に迷惑をかけないためにも数ヵ月の時間が必ず必要になります。

 

そして、引き継ぎはしっかりと行いましょう。悪印象を与えないように退職し、新しい職場で頑張れるようにしなければいけません。

 

ボーナス転職では、引き継ぎをしっかり行うべき

 

なお、ボーナス(賞与)を支給してもらい、転職まで完了させる時期やタイミングとしてはどこがいいのでしょうか。このときは引き継ぎをしっかりとしたあとに退職し、転職できるように配慮しましょう。

 

そして前述の通り、退職意思表示後1ヵ月以上は職場に残って引継ぎなどの猶予期間を設けるようにしましょう。周囲に悪印象を残さないように去ることが重要です。

 

ちなみに私は、新卒で入社した会社を辞めるときはボーナスをもらった後に退職しました。もっと早く辞めてもよかったのですが、退職することを当時の薬事部長に伝えたとき、「6月いっぱいまで勤務すればボーナスが出るしいいよ」と向こうから打診されました。

 

このときは6月から新卒(入社1年目)の薬剤師が私の店舗へ赴任してきたため、1ヵ月みっちり指導しました。私はほとんど有給を消化しませんでしたが、引き継ぎだけはしっかりと行いました。

 

多分、薬事部長としては「早めに私に退職されるよりも、ボーナスを払ってもいいから新卒薬剤師の教育を行ってもらい、しっかり引き継ぎをしてもらいたい」と考えたのだと思います。

 

そのためか、私はボーナスをもらってすぐ辞めることになりましたが、周囲からは「もらい逃げ」とはまったく思われず、むしろ「入社1年目の新卒薬剤師を教育し、引継ぎまで行ってくれた」と思ってもらえるようになりました。

 

要は、ボーナスをもらって転職するかどうかよりも、引き継ぎを行って周囲に迷惑をかけないかどうかの方が重要になります。

 

なお、「退職を申し出たことによるボーナスの減額を避ける」という狙いがある場合、ボーナス支給後に退職を申し出るといいです。辞める時期や退職を申し出るタイミングについては、適切な時期を見極めるようにしましょう。

 

転職先のボーナス(賞与)時期を考慮する

 

あなたが正社員として調剤薬局や病院、ドラッグストア、一般企業などへ在籍しており、これから転職するのであれば、どうしてもいまの職場でのボーナス転職に目が行きがちです。

 

ただ、現在の職場だけで判断してはいけません。求人先(転職先の薬局や病院など)のボーナス規定も確認するようにしましょう。

 

正社員として働き始めるのであれば、当然ながら求人先の会社でもボーナスが支給されます。このとき、入社時期が1ヵ月違うだけで夏や冬のボーナスが支給されたり、反対に支給されなかったりします。そのため、求人先のボーナス時期についても考慮するといいです。

 

チャンスを逃さないように注意する

 

たとえいまの職場でボーナス転職を実現できなかったとしても、転職した会社でボーナスがもらえるのであれば問題ありません。むしろ、その方が「ボーナスをもらい逃げされた」と思われずにスムーズに退職することができます。

 

そういう意味では、求人先のボーナス時期を確認した上で「いまの職場でボーナス転職をする」ことにこだわりすぎない方がいいです。

 

薬剤師の中には、ボーナス転職にこだわる人がいます。こういう人はボーナス支給後の転職に執着し、好条件の求人を逃してしまうことがあります。

 

良い条件の求人はすぐに決まってしまうため、ボーナス転職にこだわらずに転職する覚悟をもった方がいいです。目の前の数十万円に執着するあまり、「高収入であったり、労働環境が良かったりなど理想とする求人」を逃してはいけないのです。

 

そのために数か月前から退職することを伝えるなどの事前準備を行い、いまの職場でのボーナス転職にとらわれないようにしましょう。求人はみずものであるため、適切な時期とタイミングで転職する必要があります。ボーナス転職を諦めることも重要なのです。

 

パートや派遣でボーナス(賞与)はあるのか

 

ただ、中には正社員ではなくパート・アルバイトや派遣での勤務をする人がいます。むしろ、薬剤師で正社員として働いている人はそこまで多いわけではありません。

 

実際、私が働いていた調剤薬局は狭い店舗に常時5〜6人ほどの薬剤師が働いていた店舗ですが、このうち半分ほどはパートか派遣の薬剤師でした。パート・アルバイト、派遣という形態で働く薬剤師はかなり多いのです。

 

それでは、パートや派遣ではボーナスが支給されるのでしょうか。結論からいうと、パートや派遣でボーナスが支給されることはありません。ボーナスというのは、正社員だけに支給されるものだと考えてください。

 

もちろん、パート・アルバイトや派遣であっても有給休暇や産休・育休などを取得することができます。社会保険にも加入できます。ただ、パートや派遣で働いている以上、ボーナスはないと考えてください。

 

例えば薬局で働いている薬剤師であれば、忘年会などの場で「今年は業績がよかったからボーナスを上乗せします」などのように言われることがあります。ただ、パートや派遣であれば関係ない話になります。そのため、ボーナス転職などの話をまったく考えずに転職活動をすれば問題ありません。

 

好条件は逃さず、適切なタイミングで転職すべき

 

このように、ボーナス転職を行うにしても「ボーナス支給の規定確認」や「転職活動の開始時期」など、気を付けないといけない点がいくつもあります。また、円満退職を実現するためにも、引き継ぎをしっかりと行うようにしましょう。

 

これらの点をきちんと認識した上で、前述の通りボーナス転職にこだわらないようにしてください。ボーナス支給後の転職ばかりを考え、好条件の求人を逃してしまい、適切な転職のタイミングを失ってはいけないのです。

 

また、求人を出している薬局や病院では決まった入社時期が存在します。このときにボーナスをもらうことを優先して、退職や入社の時期が合わないために不採用になってしまっては意味がありません。

 

転職をするにあたって、ボーナス(賞与)はおまけという位置づけで考えましょう。必ずもらわなければいけないものではなく、「もらうことができればラッキー」くらいで考えると薬剤師の転職で成功しやすくなります。

 



薬剤師が転職するとき、求人を探すときにほとんどの人は転職サイトを活用します。自分一人では頑張っても1〜2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉までしなければいけません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できるだけでなく、病院や薬局、その他企業との交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって「電話だけの対応を行う ⇔ 必ず薬剤師と面談を行い、面接同行も行う」「大手企業に強みがある ⇔ 地方の中小薬局とのつながりが強い」「スピード重視で多くの求人を紹介できる ⇔ 薬剤師へのヒアリングを重視して、最適な条件を個別に案内する」などの違いがあります。

これらを理解したうえで専門のコンサルタントを活用するようにしましょう。以下のページで転職サイトの特徴を解説しているため、それぞれの転職サイトの違いを学ぶことで、転職での失敗を防ぐことができます。



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