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薬剤師がエリアマネージャーへ転職し、高年収を実現するには

 

薬剤師として転職するとき、多くは一般薬剤師として調剤薬局やドラッグストアの求人に応募するのが一般的です。ただ、中には管理職として薬剤師転職することがあります。例えば新規店舗であれば、管理薬剤師(店長)の求人が出されることがあります。

 

そのほかにも、管理職であればエリアマネージャーとして転職することもあります。数は少ないですが、転職によってエリアマネージャーとして活躍することも可能なのです。

 

薬剤師のエリアマネージャーとは何か

 

まず、エリアマネージャーとはどのようなことをする仕事なのでしょうか。中小薬局や病院でエリアマネージャーは存在しませんが、調剤薬局やドラッグストアを多数展開しているチェーン薬局であればエリアマネージャーが存在します。

 

大手チェーン薬局であると、50店舗以上あるケースがあります。この場合、本社の人間がすべての店舗を管理するのは現実的ではありません。

 

そこで、10〜15の薬局をエリアマネージャーが管理するようにするのです。1人の人間が50店舗以上をみるのは現実的ではありませんが、15店舗ほどであれば何とか管理することができます。

 

管理薬剤師は店長として一つの店を管理します。一方でエリアマネージャーは管理薬剤師よりも立場が上であり、何店舗もの薬局を管理することになるのです。一般企業であれば、課長などに当たる管理職がエリアマネージャーです。

 

エリアマネージャーの仕事内容は何か

 

それでは、エリアマネージャーは何をする仕事なのでしょうか。前述の通り、何店舗もの調剤薬局やドラッグストアをマネジメントすることが主な仕事になるのですが、店舗ごとに売り上げ管理をしたり従業員のケアをしたりすることが主な仕事内容になります。

 

要は、中小薬局の社長と似たことを行います。

 

中小薬局の社長であれば、薬局に在籍する薬剤師や事務員と密にコミュニケーションを取ることによって、それぞれの社員の要望を吸い上げたり地域社会に貢献するための方策を考えたりします。これと同じように、エリアマネージャーは社員の声を拾って対策を考えます。

 

もちろん、社員の要望を聞くだけが仕事ではなく、店舗の売上を拡大させたり、在庫管理をどのようにしたりすればいいのかを考えなければいけません。そのため、場合によっては利益や効率を求めなければいけないことがあります。

 

管理職は成果を求められる

 

自分が薬剤師として現場で活躍するとなると、患者さんへ丁寧な指導をして満足してもらうことを多くの人が考えます。

 

ただ、一人ひとりに対して丁寧すぎる指導をしていると、薬局での回転が悪くなって他の患者さんを長時間待たせてしまったり、薬剤師一人あたりの労働時間が長くなったりしてしまいます。これはつまり、薬局の収益性(利益)が低くなることを意味します。

 

本当の意味で医療へ貢献するためには、患者さんへの服薬指導を丁寧にしなければいけません。ただ、エリアマネージャーである以上は成果を求められるため、ある程度の効率化は必要です。

 

こうしたことを理解したうえで、「医療への貢献」「現場で働く薬剤師の考え方」「薬局の利益増大」などを考慮しながら店舗のマネジメントを行う必要があるのです。

 

店舗ごとに形態は大きく異なる

 

さらにいえば、薬局は店舗ごとにその形態が大きく異なります。「1店舗に何人もの薬剤師が在籍しており、1日100枚以上の処方せんを受ける調剤薬局」があれば、「一人薬剤師の薬局」も存在します。

 

こうした規模や在籍人数がまったく異なる薬局をそれぞれ管理するのがエリアマネージャーです。しかも、薬局には新人からベテランまで幅広く在籍しています。薬剤師ごとに考え方が異なるため、それぞれの意見を聞きながら薬局を良い方向へと導くのです。

 

人材マネジメントがエリアマネージャーでは重要になる

 

「店舗のマネジメントを行う」とはいっても、実際に経験したことのない人であればどのような仕事内容になるのかあまり想像できません。

 

ただ、多くの場合で仕事内容は人材マネジメントになります。

 

一般企業であれば、上の役職になるほど「最も難しいとされる仕事」が割り当てられ、全体を管理することが求められます。

 

それでは、調剤薬局や調剤併設ドラッグストアなどを経営する上で最も難しい仕事は何か知っているでしょうか。それは、薬剤師の管理です。薬局を経営するうえで一番難しいのは、「いかに現場で働く薬剤師に気持ちよく働いてもらい、長く勤めてもらうか」にあります。

 

薬剤師がいないために潰れる薬局があるほどですが、逆にいえば薬剤師さえ確保できれば誰でも薬局運営を行うことができます。集客は隣の病院やクリニックが行ってくれるため、あとは調剤・監査・投薬ができる薬剤師を確保できるかが重要なのです。

 

成果を出すエリアマネージャーは現場薬剤師へ貢献する

 

このように、エリアマネージャーでは人材マネジメント(薬剤師に長く勤めてもらうこと)をどれだけ考えられるかが重要になります。

 

いくら効率化を目指して利益向上を頑張ったとしても、現場にいる薬剤師の反感を食らって辞められてしまえば意味がありません。薬剤師がいなければ薬局のビジネスは成り立たないため、効率化よりも薬剤師に満足して勤務してもらうことを考える方が重要なのです。

 

そのため、エリアマネージャーは前述の通り中小薬局の社長と似たことを行います。各店舗に出向いて現場の薬剤師や事務員と顔を合わせて意見を吸い上げ、それを実現させて社員満足度を高めるように努力しなければいえません。

 

即効性はないものの、これが結果として薬局を長く存続させて大きな結果を出すエリアマネージャーの共通点です。

 

なお、現場に足を運ばないエリアマネージャーは正直なところ「ほぼ仕事をしていない」といえます。人材マネジメントがエリアマネージャーの主な仕事であることを考えると、定期的に薬局に出向いて現場の声を吸い上げるのは必須の仕事だといえます。

 

こうして現場を見ていれば、それぞれの調剤薬局や調剤併設ドラッグストアごとの特徴が見えてきます。エリアマネージャーは人の異動など人事権をもつこともあるため、「この薬剤師はあの薬局の方が相性はいいのでは」などと提案することも仕事です。

 

エリアマネージャーは中間管理職である

 

なお、覚えておかないといけないのは、エリアマネージャーは中間管理職であるということです。

 

役員や部長など、上の人間からは「もっと効率化を求めて、それぞれの薬局の売上を伸ばせ」といわれます。ただ、現場の薬剤師からは「有給がほしい」「給料を上げてほしい」「効率化ではなく、もっと患者さんに丁寧な説明をしたい」などと、上層部とは真逆の意見をいわれます。

 

売上や利益において上層部から文句をいわれ、現場の人間からも労働環境や年収について改善してほしいといわれるため、上と下から挟まれることになります。

 

そうはいっても、現場にいる薬剤師の意見を尊重するエリアマネージャーであるほど結果を出せます。

 

「年収を上げる」などの要求には応えられなくても、「有給を取りやすくする代わりに、他の薬剤師が有給を申し出たときは嫌がらずに代打を申し出るようにさせる」など、労働環境についてはいくらでも改善できます。

 

こうして現場の意見を取りいれつつ、常に職場環境が良くなるように改善させていくことがエリアマネージャーに求められます。常に「人」のことをエリアマネージャーは考えなければいけません。

 

エリアマネージャーの年収はどれくらいか

 

それでは、エリアマネージャーとして働くときはどれくらいの給料をもらうことができるのでしょうか。

 

一般的に薬剤師は大手チェーン薬局になるほど給料が少なくなります。一般薬剤師であると、年収400〜450万円からのスタートが基本です。

 

ただ、エリアマネージャー候補として入社するとなると年収600万円ほどになります。実際にエリアマネージャーになって頑張れば、年収700万円や800万円になることもあります。

 

このときは転職で最初からエリアマネージャーになることはほぼなく、まずは現場を経験した後にエリアマネージャーへ昇進するのが普通です。ただ、幹部候補として入社するので募集時から高めの給料が設定されています。

 

実際のエリアマネージャーはどのような求人なのか

 

それでは、実際にエリアマネージャーの募集はどのように出されるのでしょうか。前述の通り、いきなりエリアマネージャーの求人が出されることはほぼなく、将来的にエリアマネージャーになるなど、幹部候補として募集が出されることが多いです。

 

例えば、以下は神奈川県で出されたエリアマネージャー候補の求人です。

 

薬剤師がエリアマネージャーへ転職し、高年収を実現するには

 

幹部候補での募集なので、年収650〜750万円と最初から高い給料であることがわかります。当然、エリアマネージャー候補なので他の薬剤師よりも一生懸命働くことで会社に貢献する必要があります。管理薬剤師として働き始めたり、複数店舗をかけもちして勤務したりするようになります。

 

これらをこなし、薬局へ貢献することが期待されているので高年収が提示されるのです。

 

なお、エリアマネージャー候補なので過去に管理薬剤師やエリアマネージャーを経験したことのある人が求められます。薬局の経営に関わり、新規開局などにも携わりたい人はお勧めの求人です。

 

エリアマネージャーは転職サイトから応募すべき

 

それでは、一般的にエリアマネージャーの求人が存在するのかというと、当然ながら出回っていません。一般薬剤師の募集であればハローワークであっても存在するものの、エリアマネージャーのような特殊案件の求人が外にでることはないのです。

 

そこで、転職サイト(転職エージェント)を活用しましょう。特にほぼ世の中に存在しない特殊案件であるほど、複数の転職サイトへ早めに登録しなければいけません。

 

求人はみずものであり、良い求人であるほど募集がかかったときにすぐに他の人に取られてしまいます。これはエリアマネージャー候補の求人であっても同様であり、こうした求人は高年収が提示されやすいのですぐに埋まってしまいます。

 

こうした状況を考えたうえで、エリアマネージャーに興味があるのであれば先に転職サイトに登録しましょう。その後、「エリアマネージャー候補の求人が出たときに転職サイトのコンサルタントから教えてもらう」ようにしましょう。

 

一般的な薬剤師で経験できないことをエリアマネージャーでは学べる

 

エリアマネージャーとして組織の上で働くようになれば、現場で働く薬剤師とは違った視点で世の中を見られるようになります。患者さんのことだけを考えていればよかった状況から、会社の経営や売り上げまで把握した上で医療にも貢献しなければいけなくなるのです。

 

さらには、薬剤師の心のケアを含めた人材マネジメントも必要です。そのためエリアマネージャーは、単に現場で働く薬剤師よりも高度なスキルが要求されます。

 

薬学部時代や現場で学んだ薬の知識だけでなく、エリアマネージャーは経営の勉強までしなければいけません。人の心を把握する技術も必要です。

 

こうしてエリアマネージャーとして成果を出せるようになれば、一般薬剤師よりも人間的に大きく成長できるようになります。多くの人と関わり、力を合わせて大きな仕事をやり遂げ、人間としてもスキルアップできることにエリアマネージャーの魅力があります。

 



薬剤師が転職するとき、求人を探すときにほとんどの人は転職サイトを活用します。自分一人では頑張っても1〜2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉までしなければいけません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できるだけでなく、病院や薬局、その他企業との交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって「電話だけの対応を行う ⇔ 必ず薬剤師と面談を行い、面接同行も行う」「大手企業に強みがある ⇔ 地方の中小薬局とのつながりが強い」「スピード重視で多くの求人を紹介できる ⇔ 薬剤師へのヒアリングを重視して、最適な条件を個別に案内する」などの違いがあります。

これらを理解したうえで専門のコンサルタントを活用するようにしましょう。以下のページで転職サイトの特徴を解説しているため、それぞれの転職サイトの違いを学ぶことで、転職での失敗を防ぐことができます。



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