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  薬と関係ない話

  究極の選択!!

世の中には「究極の選択」というものが存在します。例えば、次ような話があります。

「顔はいいけど貧乏な人」と「めっちゃぶさいくだけど、金だけはある人」で、結婚するならどっちか。

当然ですが、とても難しい話です。男なら「自分で稼げばいい」と考える人がいるかもしれません。女の人でも「自分で稼ぐ!!」というたくましい人がいるかもしれません。

もしかしたら「たとえぶさいくな人でも、そこに愛を見いだせることができる」と言う人もいるかもしれません。

人の意見はそれぞれです。

それでは、「命とお金、どちらが大切ですか?」と聞かれたらどうでしょうか。普通なら「命の方が大切」と答えることでしょう。しかし、どっちの選択を選んでも地獄が待っているとすればどうでしょう。

次の文章を読んで考えてみて下さい。

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 究極の選択
私は今病院のベッドに横たわっている。外には桜が咲いているというのに、私の心は沈んでいた。なぜなら、私は現在がんに侵されている。まだ30代だというのに…。

最近の医学はとても進歩している。なんたって、白血病だって治るくらいだ。しかし、私のがんはとても難しいらしい。私はこのまま死を待つしかないのだろうか。

そのとき急にドアが開き、看護師があわただしく入ってきた。

「すごい知らせですよ。どのようながんでも、完全に治療することのできる薬が開発されました。ついに、がんも治る時代がやって来たのです。」

そのとき、急に世界が明るくなったように感じた。それは、私の心に希望の光が差し込んだ瞬間だった。

それから数ヶ月後、私の目の前には「がんの特効薬」が置かれていた。看護師は私にこう説明した。

「この薬を一ヵ月飲み続ければ、あなたのがんは完全に治ります。しかも、この薬には副作用がほとんどありません。しかし、ある問題があります。とても高額なのです。」

私は多少の問題は覚悟していた。そして、「少々高かったとしても、がんが治るのなら安いものだ」と考えていた。

看護師は続けて説明した。

「この薬一か月分の患者さんの負担額は1億円です。これだけのお金を必ず払わなければなりません。」

私は驚愕した。普通のサラリーマンが20年かけて稼ぐ金額だったからだ。これには、さすがの私も躊躇した。

がんはありふれた病気である。そのため、治療を望む人は膨大な数に上るだろう。つまり、自分でなんとかしなければならないのである。世間の人たちはいちいち私にかまってくれないのだ。

私にも一応家族がおり、面倒を見なければいけない。これからがんばれば、まだ未来はあるはずだ。

しかし、1億という数字は私には大きすぎた。たとえ生き伸びたとしても、一生借金地獄に苦しめられることになるであろう。果たして、私はその生活に耐えることができるのであろうか…。

しかも、借金が返せなかったら子どもにまで負担がかかってしまう。もしかしたら、子どもの将来にまで影響するかもしれない。そうなるのなら、私には果たして生きる価値があるのであろうか。

私は今、「命とお金」の究極の選択に迫られている。決断するのは私だ。しかし、その決断はあまりにも重いものだった。

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普通なら、「命とお金」を天秤にかけることはできません。しかし、この話は例外です。ここでは「命とお金」の価値が等しくなってしまうのではないでしょうか。

あなたなら、どのように決めるでしょうか。決断するのは、あなたです。

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