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  薬と関係ない話

  無意味な抗菌グッズ

みなさんは細菌をどのように思っているでしょうか。不潔なものとして捉えているでしょうか。

私たちの身の回りには「除菌」や「抗菌」と言った言葉があふれています。これらのことから判断すると、細菌にはあまり良いイメージがないのかもしれません。

しかし、私はそのように思っていません。もちろん体に害を及ぼす細菌は嫌ですが、それ以外の細菌に関しては全く気にしていません。

 細菌の役割
そもそも私たちの体は細菌であふれています。

「私はとても清潔にしているから、そんなことはありません。」

いやいや、そんなことは決してありません。あきらめて下さい。そもそも細菌がいなければ私たちの体は病気になってしまいます。

最も細菌が存在する場所として腸が挙げられますが、ヒトの腸内には約100種の微生物が繁殖しており、その数は100兆にも上ります。

そして、これらの菌はビタミンKを作ってくれたり体の代謝を助けてくれたりと、私たちの体にとって良い事をしてくれます。

このように「細菌=悪者」という考えは成り立ちません。

 アレルギーとの関係
それでは「除菌・抗菌が私たちの生活にとって必要なものなのか」というと、私はほとんど必要ないと考えています。

既に腸内に多量の細菌を飼っているのですから、今さら除菌・抗菌と騒ぐのはナンセンスです。当然ですが、病原性大腸菌O157のような病原菌は例外です。

また、研究者の中には「清潔すぎるために、アレルギーを引き起こす子供が多くなった」と言う人もいます。これは「子どもから細菌を遠ざけ、それによって免疫系が衰えるためにアレルギーが起こりやすくなった」と言われています。

つまり、「子供を育てるには少し汚いくらいの環境が一番良い」ということです。汚すぎるのは当然問題ですが、「清潔すぎるのも問題である」ということです。