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  儲かる医薬品の条件

製薬企業にとって、よく売れる医薬品の条件として「先進国で需要が多い」ということがあります。しかし、それ以外にも儲かる他の条件があります。

なお製薬企業にとって、儲かる医薬品の多くは生活習慣病関連の薬となります。これらの薬は売れるためのさまざまな条件を満たしています。

それでは、儲かる医薬品の条件について述べていきたいと思います。

 よく売れる医薬品
先ほど述べたように、売れる医薬品の条件には「先進国で需要が多い」ということがあります。

これは必ず必要な条件です。

そして、よく売れる医薬品にはもう一つ条件が加わります。それは、「病気を治さない医薬品」ということです。

「えっ!?」と思ったでしょうか。でも、これは本当のことなのです。ただし病気を治さないと言っても、「完全に治すことがない」ということです。

例えば生活習慣病の一つに糖尿病があります。糖尿病は薬を飲んでも完全に治すことはできません。一生つきあっていく病気です。

一生付き合っていくということは、患者はその薬を死ぬまで飲み続けなければなりません。

もし糖尿病を一瞬で治してくれる薬が開発されたとします。これは確かにすばらしい薬であり、患者からはとても喜ばれるはずです。

しかし、この医薬品は製薬企業にとって比較的儲からないものとなるでしょう。

糖尿病の症状を抑える薬なら患者は一生その薬を飲んでくれます。しかし、完全に治してしまう薬なら数日しかその薬のお世話になりません。

仮に薬一錠の値段を100円とし、一日一回服用するとしましょう。

患者が10年間生きるなら「100円×365日×10年=36万5000円」のお金を薬に対して払うはずです。もし一週間の服用で完全に治るなら「100円×7日=700円」の値段で済みます。

患者にとっては喜ばしいことです。しかし、製薬企業にとってはまったく面白くないことになってしまいます。