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役に立つ薬の情報~専門薬学

睡眠の役割と分類

 

体の疲れを取る上で睡眠はとても重要です。人間の三大欲求の中に「睡眠欲」が含まれている事から分かる通り、体調などを維持するためにも睡眠が大切であることは言うまでもありません。

 

そして、この睡眠に障害が起こると不眠症となります。睡眠障害によってよく眠れていない感じがしたり、昼間に眠くなったりします。

 

不眠による生産性の低下や交通事故など、睡眠障害による経済損失は一年間で数兆円にも及ぶとされています。そのため、睡眠障害を改善することはとても重要となります。

 

 睡眠の役割

 

 ○睡眠の役割

 

 ・脳の休息
日中に活動することで疲れが出てきますが、脳が疲れて機能が低下するために睡眠が引き起こされる訳ではありません。睡眠は脳を休めるために必要な生理現象です。

 

そのため、睡眠の質が悪いと脳が十分に休息を取れていない状態となります。その結果、「いらいら」や「元気がない」などの症状が出てきます。

 

睡眠不足であると意欲がなくなったり体がだるかったりすることもありますが、これは脳が休息を求めているサインとなります。

 

また、睡眠の役割は脳を休めるだけではありません。ホルモン分泌や免疫増強、記憶の再編成などにも大きく関わっています。

 

 脳の休息

 

 ・ホルモン分泌
「寝る子は育つ」と言われていますが、これには理由があります。なぜなら、背を伸ばすなどの働きをする成長ホルモンは寝ている間に分泌されるからです。この成長ホルモンによって細胞の再生・修復などが行われます。

 

成長ホルモンは子供が成長するために必要不可欠な物質ですが、大人であっても関係ないわけではありません。この成長ホルモンが細胞の再生・修復に関与していることから、睡眠の質が落ちることで肌荒れの原因にもなります。

 

 ホルモン分泌

 

 ・免疫増強
寝ている時は体がリラックス状態となっているため、免疫力が増強します。かぜを引いた後に一度眠ると、朝には治っていることがあると思います。実際、「睡眠不足によって免疫力が低下する」という事が分かっています。

 

病原菌から身を守るために作られる抗体の産生など、免疫細胞は睡眠時により活性化します。そのため、これらの働きが悪くなると病気に対する抵抗力も落ちてしまいます。

 

 免疫増強

 

 ・記憶の再編成
記憶は脳の海馬と呼ばれる場所に一度蓄えられます。ただし、繰り返し刺激を与えないとすぐに忘れてしまいます。これは、記憶を一時的に溜めておく短期記憶として蓄えられるために起こります。

 

初めての電話番号などを聞いても思い出せないのは、短期記憶であるために忘れてしまっているのです。

 

これを記憶として取り出せるようにするためには、長期記憶として脳に定着させる必要があります。このときの記憶形成に睡眠が大きく関わっています。

 

ただし、記憶と言っても「知識としての記憶」だけではありません。記憶には自転車の乗り方やスポーツ技術の向上などの「手順記憶」が存在します。睡眠ではこの体の動作に関する記憶も定着させます。

 

一日練習しても出来なかった技術であっても、一日寝たら簡単に出来るようになってしまうことがあるのはこのような理由があります。

 

 記憶の再編成

 

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