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| ホルモン 環境ホルモン DES DDT エストロゲン アンドロゲン ホルモン ホルモンは体の体内で作られる化学物質です。ホルモンの例としては、糖尿病の治療薬として用いられるインスリンがあります。また子供を生むための陣痛促進の役割もホルモンによるものです。ホルモンは多すぎても少なすぎても病気になります。 特に性ホルモンの働きは胎児期や成長期にとって重要になります。性ホルモンとは女性ホルモンや男性ホルモンのことです。 この時期の性ホルモンの働きが不十分だと大変なことになります。例えば胎児期の男性ホルモンの働きが悪いと豊かな胸や腰など外見はどうみても「女性」にもかかわらず、精巣をもっており生物学的には「男性」という人になります。 成長期においても女性ホルモンは女性らしい体を作り、男性ホルモンは男性らしい体を作ります。 ホルモンは微量で効果を表します。微量といってもppm(百万分の一)、ppb(十億分の一)という量です。なかにはppt(一兆分の一)という単位で効果を示すものまであります。 つまり、ほんの少しでもホルモンのバランスがくずれるだけで病気になるのです。 微量で作用するという点ではビタミンと似ています。しかしビタミンは体でつくることのできないものがあるます。またビタミンは過剰になっても必ずしも異常が起こるとは限りません。この2点でビタミンはホルモンと違います。 戻る 環境ホルモン 環境ホルモンとは成長や生殖などに関わるホルモンのバランスを崩してしまう化学物質のことです。これはホルモンの作用を阻害したり、ホルモンと同じ作用を示すことで起こります。 環境ホルモンの問題としてオスの「メス化」を聞いたことがあると思います。これが問題となっておりメス化することで動物達は子孫を残すことができなくなります。 この環境ホルモンによって孵化しないカモメの卵や子供を生まないミンクが発生するようになりました。さらに環境ホルモンの作用はヒトにまで及びます。 昔は胎盤によって有害な化学物質は胎児まで影響しないというのが常識でした。しかしこの常識は「水俣病」や「サリドマイド事件」を考えれば容易に間違いだと理解できます。 もし、おなかの中に赤ちゃんがいる時期に胎盤を通り抜けてしまう環境ホルモンを摂取したとします。するとその子供にはさまざまな異常が見られるようになります。 具体的には生殖器の奇形や10代など早い時期からのがんの発生があります。しかし、この異状は発生するさまざまな異常の一部分でしかありません。 これらの出来事は薬害という形で実際に起こりました。それは「DES」という薬によってです。 戻る DES 薬害でこのDESが問題となりました。このDESは体内で環境ホルモンとしての作用を表します。これによって多くの奇形児が生まれました。 DESには女性ホルモン(エストロゲン)としての作用があり、これが問題の原因となりました。なお、不思議なことに女性ホルモンであるエストロゲンとDESの構造は似ていませんでした。薬の世界では少しでも構造が違えば全く作用しなかったり、時には毒に変化したりするものです。 悪いことに、DESはとても効き目のある薬として「安全な妊婦期を過ごす」ためにとても重要な薬として売り出されました。この宣伝がさらに被害を広げたのです。 ホルモンは微量で作用するため、胎児にとって重要な時期にこのような環境ホルモンが体内に入り、胎盤を通って赤ちゃんに影響を与えることになれば簡単に生まれてくる子供に異状が発生してしまうのです。 胎児にとってこのような物質は脅威であり、性ホルモンの働きによって胎児の体が形成される時期には特に注意が必要になります。 戻る DDT 環境ホルモンの話題としてはよくDDT、PCB、ダイオキシンがよく問題とされます。 当時、DESが「すばらしい薬」だったようにDDTも「最高の殺虫剤」とされていました。実際にこのDDTによって多くのマラリアを撃退することができ、すばらしい効果をあげました。 しかし後になって大きな問題が発生しました。それが環境ホルモンであり、これによりオスのメス化が発生し子供を生まない動物が発生しました。このDDTなどの薬剤について最初に警告を発したのが「沈黙の春」の著者であるレイチェル・カーソンです。 DDTやPCB、ダイオキシンはヒトにも影響を与えます。特にショックなのはこれらの化学物質が母乳の脂肪に濃縮されていることです。つまり、母乳を通じて有害物質が幼児の体内に入っていくということになります。 戻る エストロゲン 女性器の発達や女性らしい体の形成など女性の生殖に重要な卵胞ホルモンや、排卵や妊娠に重要な黄体ホルモンなどをまとめてエストロゲンと呼びます。単一の物質の名称がエストロゲンというのではなく、これら女性ホルモンをまとめたものがエストロゲンです。 エストロゲンは主に卵巣から分泌されます。 戻る テストステロン 男性器の発達や男性らしい体の形成、タンパク質合成促進や筋肉や骨の増強を促す物質です。これらテストステロン様の作用をもつ物質を総称してアンドロゲンと呼びます。 テストステロンは主に精巣から分泌されるのです。 戻る |
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