高血圧での非薬物療法(食事療法・運動療法)
高血圧や糖尿病などを初めとする生活習慣病の治療を行う上で基本となる方法が食事療法と運動療法です。生活習慣の乱れが原因で病気を発症するため、この食事や運動などによって生活習慣を改善することが最も重要です。
生活習慣を改善することができれば高血圧だけでなく糖尿病、脂質異常症などの病気も改善することができ、合併症の予防に繋げることができます。
これら高血圧は食べ過ぎや飲みすぎ、喫煙、睡眠不足などの因子が深く関わっています。既に薬を服用している人であっても、生活習慣を改善すれば血圧を下げることができます。
○ 生活習慣の改善項目
項目 |
目標 |
減塩 |
・塩分摂取は血圧を上げる要因となる |
運動 |
・有酸素運動を定期的に行う(30分以上) |
禁酒 |
・習慣的に大量に飲み続けることにより、血圧が上がる |
禁煙 |
・ニコチンは血管を収縮させ、血圧を高める |
ストレス |
・ストレスが溜まることで血圧が高まる |
気温の変化 |
・気温が低いと血管が収縮し、血圧が高くなる |
入浴の温度 |
・熱いお湯につかると、血圧が急激に上昇する |
睡眠 |
・睡眠不足であると、夜間の血圧だけでなく翌日の血圧も高くなる |
これらの病気の治療には食事療法と運動療法が基本ですが、現実問題では高血圧や糖尿病など生活習慣病患者は食事療法や運動療法を行わない人が多いです。
そもそも、日頃から食事や運動に気を付けている人であれば、これら生活習慣病を発症していないはずです。これら病気に対する反省が薄いため、薬が必要となります。
そのため、本当に食事内容を考えて運動まで行っているのであれば薬は不要です。実際には食事や運動に気を止めない人が多いため、薬による治療が必要となります。
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