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役に立つ薬の情報~専門薬学

骨粗しょう症の予防

 

骨粗しょう症とは簡単に言うと、骨がもろくなる症状です。骨がもろくなるということは、骨折しやすくなります。

 

日本での寝たきりになるの原因の第一位は脳血管障害です。

 

骨粗しょう症になると手をついただけでも骨折してしまいます。この病気にならないために、日ごろから気をつけて予防することが大切となります。

 

・高齢者の三大骨折部位
高齢者が骨折する部位で多いのは次の三ヶ所です。

 

・大腿骨頚部
・腰椎
・とう骨遠位端

 

大腿骨頚部骨折は足の太い骨の頚部で、骨盤にはまっている部分です。腰椎は背骨で、とう骨遠位端は手首に近い腕の部分です。

 

 骨とカルシウム
骨は常に形成されたり破壊されたりしています。

 

骨の形成に関わる細胞を骨芽細胞といい、骨の破壊に関わる細胞を破骨細胞といいます。骨の破壊といっても、骨の構成成分であるカルシウムを血液中に出すということです。

 

骨量とは骨基質量と骨塩量を足したものです。骨基質は主にコラーゲンなどのたんぱく質で、骨塩はカルシウムとリンが主な成分です。

 

 骨量=骨基質量+骨塩量

 

骨粗しょう症は骨量の低下によって引き起こされますが、このとき骨の質的変化はほとんどありません。つまり、骨基質と骨塩の量がバランスよく減るのです。

 

ヒトの体内にあるカルシウムは99%が骨や歯として存在します。残りの1%は何をしているかというと、神経伝達をしたり血液凝固を行ったりと生命活動に対して重要な働きをします。

 

血液中のカルシウム量は一定に保たれるので、不足してくると骨のカルシウムから補おうとします。この状態が続くと骨のカルシウムが減少し、しだいに骨がスカスカになってくるのです。

 

 骨粗しょう症の予防と骨量の変化
骨量が最大になるのは20~30歳と言われています。女性は閉経とともに骨量が大幅に減少していきます。また、年をとることも骨量の減少に影響を与えます。

 

骨粗しょう症の原因には次のようなものがあります。

 

①もともとの最大骨量が少ない
②早くから骨量が減る
③閉経による影響が大きい

 

 骨量の減少と年齢の関係

 

骨粗しょう症になる因子として、コントロールできるものとコントロールできないものがあります。コントロールできないものは年齢、性別、遺伝的要因、早期閉経などです。しかしながら、コントロールできる要因に気をつければ骨粗しょう症を予防できます。

 

コントロールできる因子には次のものがあります。

 

・カルシウム、ビタミンDの摂取不足
・運動不足
・喫煙、飲酒
・長期の寝たきり状態
・薬剤の影響(副腎皮質ホルモン、甲状腺ホルモンなど)

 

骨粗しょう症は年齢や閉経後の骨量の減少を抑えることで予防できます。また、若いころの最大骨量を増やすことでも予防することができます。

 

カルシウムが骨として沈着するには栄養の他にも適度な運動が必要です。上記のコントロールできる因子に気をつけて骨粗しょう症を予防してください。

 

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