役に立つ薬の情報〜専門薬学家庭の医学>知識編
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  家庭の医学
 薬理作用

 α-へリックス構造

 プラセボ効果

 治験

 ゲノム

 ADCT(アデニン、グアニン、シトシン、チミン)

 OTC

 ジェネリック医薬品

 受容体

 スクリーニング

 不斉合成




 薬理作用
医薬品が体内で様々な変化を起こすことを薬理作用といいます。

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 α-へリックス構造
アミノ酸が規則正しいらせん構造を作るとき、その構造をα-へリックス構造といいます。

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 プラセボ効果
薬はその強力な効果により病気を治したり、症状を改善したりします。しかし、実は期待以上の効果が表れることがしばしばあります。

私たちは薬を飲めば「症状が改善されるはず」と心のすみで思っています。この思い込みが症状を改善してしまうのです。

何の効き目のない薬を「とても効く薬ですよ」と患者に告げてその薬を飲ませます。すると不思議なことに薬を投与しない患者と比べてほぼ確実に症状が改善してしまいます。

これをプラセボ効果といいます。

さらにこのプラセボ効果は錠剤の数を多くする。注射をする。見せ掛けの手術をする。という具合に規模を大きくすれば、その分プラセボ効果も高くなります。

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 治験
臨床試験のことを治験といいます。

新薬を開発すれば効果や安全性を調べないといけません。患者や健康な人に新薬をテストして、はたしてその薬の有効性はどのくらいかを試します。

また、臨床試験ではプラセボ効果を考慮しなければいけません。

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 ゲノム
ゲノムとはヒトの30億個の塩基配列からなり、DNAに含まれる遺伝情報全体のことをいいます。このゲノムに私達の体を構成する全ての情報が書かれているのです。

このDNAは二本鎖からできています。DNAに載っている暗号はアデニン、グアニン、シトシン、チミンの4種類だけです。この4種類の塩基の並び方によって遺伝情報が決定します。

ヒトとチンパンジーとの配列の違いは、約1.2%しか違いがありません。ヒト同士にいたっては0.1%程度の違いです。しかし、この0.1%の違いがオーダーメイド医療には重要なのです。

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 ADCT(アデニン、グアニン、シトシン、チミン)
DNAの配列に関わる塩基です。Aはアデニン、Dはグアニン、Cはシトシン、Tはチミンのことです。

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 OTC(オー・ティー・シー)
OTCとはOver The Counterのことです。医師の診察を受けると、たいていの人は処方箋をもらい薬局で薬を受けとります。逆に言えば処方箋がなければその薬を受け取ることはできません。

OTCは処方箋なしに薬局などで購入できる一般医薬品のことです。薬局などの店でカウンター越しに患者が薬を購入できることからOTCと呼ばれています。

また、スイッチOTCとは医療用医薬品(処方箋の必要な薬)が一般医薬品(処方箋なしで買える薬)になったOTC薬のことです。

以前までは医師が処方していた薬なので、一般にそれまでの薬よりも作用が強いことが多いです。そのため、適切に使用すれば病院に行かずに病気を治すことも可能です。

病院に行かずに病気を治したいが薬の副作用が心配。そんな人は薬剤師に相談するのがよいでしょう。

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 ジェネリック医薬品
薬は高価だと思う人はたくさんいると思います。しかし、薬には「全く同じ成分で効果も同じ」であるが値段の高い薬と安い薬があります。

新薬として発売された薬は特許によって守られています。特許期間は20〜25年です。この期間は開発した会社が独占的に新薬を製造販売できます。この新薬として最初に発売された医薬品を「先発医薬品」といいます。

しかし、この特許が切れると他の会社も全く同じ薬を作ることができるようになります。この特許が切れた後に厚生労働省の承認を得て販売される薬を後発医薬品またはジェネリック医薬品といいます。

新薬開発には150〜200億円という莫大な費用が必要となります。しかも、新薬は有効性や安全性をテストしなければならないので承認販売されるまで10〜15年もの研究期間が必要になります。

ジェネリック医薬品は先発医薬品と同じ成分なので、安全性がすでに十分確かめられた医薬品です。そのため、研究開発の費用が安くなります。だからジェネリック医薬品は値段が安く設定されています。

これが、同じ成分で同じ効果だが薬により値段が違う理由です。

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 受容体
薬は体の中に入ると効果を表さないといけません。薬が効果を表すためには、標的となる器官の受容体に結合します。

受容体は大きな分子であり、大抵はタンパク質です。

薬の構造が少しでも違えばこの受容体に結合することができなくなります。これが、同じ構造式でも光学異性体があれば作用が異なるという理由です。

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 スクリーニング
企業は新薬開発のために標的とする受容体を探します。標的とする受容体が決定すると、その標的タンパク質(標的受容体)を作らせます。こうすることで多くの新薬候補をテストすることができます。

このシステムをスクリーニング(探索)といいます。

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 不斉合成
化合物に光学異性体があるとき、片方だけの異性体を厳密に作り分けることを不斉合成といいます。

この不斉触媒合成で2001年にノーベル化学賞を受賞したのが野依さんです。

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