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若年期認知症について

 

認知症の多くは65歳以上で発症します。それに対して、若年期認知症とは18歳以上65歳未満で発症する認知症のことを指します。

 

若年期認知症の患者数は高齢で発症する認知症の人と比べて少ないですが、若年期認知症では「仕事に支障が出る」などの大きな弊害があります。

 

認知症にはさまざまな種類があります。認知症の中で最も名前が知られている疾患がアルツハイマー型認知症です。高齢で発症する認知症としては、アルツハイマー型認知症が最も多いです。

 

しかし、若年期認知症は必ずしもアルツハイマー型認知症であるとは限りません。脳血管性や頭蓋外傷による認知症の比率も高いです。若年期認知症の原因はさまざまであることが特徴です。

 

また、若年期認知症には主に次のような問題があると言われています。

 

 

 

 ① 所得が減少する
40歳や50歳で認知症を発症した場合、それまで行っていた仕事に大きな支障が出ます。前述したとおり、認知症の初期症状としては「記憶障害」があります。

 

記憶障害によって仕事に支障が出ると解雇される可能性が大きく高まります。認知症の介護のために配偶者の負担が大きくなり、配偶者まで仕事を止めなければいけないかもしれません。

 

すると、必然的に所得が減少します。

 

働き盛りの比較的若い時期で認知症を発症するため、子どもはまだ大きくありません。経済的に困窮すれば、子どもが大学進学を諦めたり退学しなければならなかったりすることも考えられます。

 

 ② 子どもに精神的・社会的影響を与える
子どもが成人していない場合であると、認知症を発症した親の行動を見ても理解することが難しいです。そのため、認知症となった本人以外にも子どもに対して精神的・社会的影響を与えることがあります。

 

このように、若年期認知症では周りにいる多くの人にまで影響を与えてしまいます。特に子どものケアまで考えることも必要となります。 

 

 ・若年期認知症患者の想い
若年期認知症に関して重要なことは何でしょうか? それは、「きちんと理解してあげること」だと思います。

 

認知症といっても、多くの事は自分で行うことができます。ただし、前述した通り認知症患者さんは大きな不安を抱えています。そして、病気の進行度合いには周りの人の接し方が大きく関わっています。

 

これを踏まえた上で、若年期認知症患者さん本人が作成したアピールとして次のようなものがあります。要約して載せています。

 

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たとえ、認知症であっても自分で行えることがたくさんあります。私はみんなの役に立ちたい。自分とはこれまで通り、普通につきあってほしい。「今のままでいいよ」と理解して、私の思いを分かってほしい。

 

でも……、自分で出来ないことは助けてほしい。

 

心が楽になれば、病気の進行もゆっくりになる。たとえ病気であっても、楽しみながら精一杯生きることができる。

 

やさしく見守ってほしい。手を差し伸べてほしい。そして、認知症であることを理解してほしい。

 

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