認知症における中核症状と周辺症状
認知症には「必ず発生する中核症状」と「人によって出たり出なかったりする周辺症状(BPSD)」の二つがあります。
中核症状は認知症によって脳細胞が死滅することにより、必ず表れる症状のことです。認知症である以上、中核症状の発生を抑えることができません。
なお、中核症状としては以下のようなものがあります。
中核症状 |
症状 |
記憶障害 |
・直前の事を忘れる |
見当識障害 |
・今がいつなのか(時間・季節の感覚がなくなる) |
判断力の低下 |
・真夏にセーターを着る |
実行機能障害 |
・計画を立てて実行できない |
このような中核症状に対し、周辺症状は患者さんによって表れたり表れなかったりします。つまり、周辺症状の出方は人によって異なります。
主な周辺症状
・抑うつ状態 ・依存 ・不安 ・攻撃的行動
・幻覚 ・妄想 ・睡眠障害 ・徘徊 など
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