世の中には怪しい健康食品が多数出回っているなと思います。そのような効果のないサプリメントの中でも特に有名なものにグルコサミンがあります。

高いお金を出して健康食品・サプリメントを購入するのは勝手ですが、グルコサミンによって膝関節がスムーズになることはありません。

とは言うものの、健康食品会社や製薬企業を含めて、数多くの企業が一生懸命CMを流してまで無意味な商品を売ろうとしています。「これはどういうことか!」といつも思いますが、利益のために効果のないものを必死で売るのはどうかと……。

ただ、大々的に「グルコサミンは効果がない」という事実をテレビや雑誌などで言われたこともないので怪しい広告を流すマスコミ側にも問題があります。

 ・自分の健康を守るには

健康食品を購入するとき、専門家に相談する人は少ないように思います。

全うな思考を持っている専門家であれば、グルコサミンなどの無意味な健康食品を止めさせて患者さんを正しい方向へ軌道修正してくれるのでしょう。

米国では、このような健康に関する相談を薬剤師が担っています。

米国には日本のような整った医療制度がないため、医療を受けると自費による高額な医療費がのしかかってきます。そのため、なかなか医療機関を受診しません。

しかし、薬局であれば別です。

薬剤師へ相談する場合、医師のように高額な相談料を取られることもなく、いつでも「無料」で健康相談にのってくれます。

そのため、米国では薬剤師の地位が高く、地域住民の健康を薬剤師が守るというかたちになっています。

ただ、日本では「薬剤師に相談しよう」というのは、あまり聞かない気がします。相談料は米国と同じように無料なのに……。

きちんとして薬局であれば、処方せんがなくても相談にのってくれるはずです。別に薬をもらうだけが薬局の役割ではないのです。

 ・なぜ薬剤師と相談する必要があるのか

薬剤師など、専門知識のある人に相談すればグルコサミンの他にも

 ・薬を適正に使用するためには

 ・薬のネット販売の何が問題か

 ・医療批判本の問題点

などの疑問を一瞬で解決できるように思います。

グルコサミンの例のように、知らなければ騙されて一生搾取され続けるだけです。

そこで、少なくとも「健康」の分野に関して言えば、無料で相談にのれる役割を薬剤師がその役割を担えないかと思います。

一般の方にとって、そもそも薬剤師は何をする人か理解されていないです。患者さんに頼ってもらえれば、薬剤師の役割を理解してもらえるために一石二鳥です。

薬局側にしても、患者さんとの信頼関係を築くことができるという大きなメリットがあります。

医師は「患者さんの病気を治すこと」が仕事です。看護師は「患者さんに寄り添ってケアをすること」が仕事です。

そして、薬剤師は薬を使用するに当たって「何も問題が起こらないようにすること」が一番の仕事です。

つまり、重大なことが起こらないように監視することが薬剤師業務なのです。これが、薬剤師の役割が知られていない理由の1つなのかもしれません。

米国と同じように日本でも薬剤師を有効に活用する文化が生まれれば、より多くの人が健康に過ごすことができるはずであるのにといつも思います。